PE4-045公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(5) 地方自治

「地方自治は民主主義の学校である」という言葉を残した人物はだれか。

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正解: 2

正解

ブライス

この問題のポイント

地方自治の意義を示す著名な言葉の出典を問う問題。ブライスの名と言葉の意味をセットで覚えていれば解ける。

解説

イギリスの政治学者ブライスは、著書『近代民主政治』の中で「地方自治は民主主義の学校である」と述べた。
その意味はこうである。人々は、自分の住む地域の身近な問題に取り組み、その解決に参加する経験を通じて、公共の問題を自分のこととして考え、討論し、決定する力を身につける。地方自治への参加が、国政レベルの民主主義を担う市民を育てる訓練の場になる、ということである。
フランスの思想家トックヴィルも『アメリカの民主政治』で、自治の伝統が民主主義を支えると論じており、あわせて出題されることがある。
日本国憲法は第8章で地方自治を保障し、92条は地方自治の組織・運営に関する事項を「地方自治の本旨」に基づいて法律で定めると規定する。明治憲法に地方自治の規定がなかったことと対照的である。

ひっかけポイント
モンテスキュー(三権分立)・ルソー(社会契約・人民主権)・リンカーン(人民の人民による人民のための政治)と、思想家と言葉の対応の入れ替えが定番。

選択肢の確認

①「リンカーン」
誤り。
誤答理由: リンカーンは「人民の人民による人民のための政治」の演説で知られる。地方自治は民主主義の学校という言葉はブライスのものである。

②「ブライス」
正しい。
正解。イギリスの政治学者ブライスは『近代民主政治』で「地方自治は民主主義の学校」と述べ、自治への参加が民主主義の担い手を育てるとした。

③「モンテスキュー」
誤り。
誤答理由: モンテスキューは『法の精神』で三権分立を説いた思想家であり、この言葉の主ではない。

④「ルソー」
誤り。
誤答理由: ルソーは『社会契約論』で人民主権を説いた思想家であり、地方自治についてのこの言葉とは結び付かない。

覚えるポイント

  • ブライス『近代民主政治』の言葉
  • 身近な自治への参加が民主主義の担い手を育てる
  • 憲法92条は地方自治の本旨を規定

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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