PE8-046公共・政治経済 対策問題

政治・経済A 現代日本の政治(5) 地方自治

限界集落の説明として正しいものはどれか。

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正解: 1

正解

65歳以上の高齢者が住民の半数を超え、共同生活の維持が困難になりつつある集落

この問題のポイント

限界集落の定義(65歳以上が半数超)を問う。数字の正確な記憶が判断の決め手。

解説

限界集落とは、過疎化と高齢化の進行により、65歳以上の高齢者が住民の半数を超え、冠婚葬祭や農作業の共同、道路・水路の維持管理、祭りなど、共同体としての機能の維持が限界に近づいた集落をいう。社会学者の大野晃が提唱した概念である。
中山間地域や離島で特に多く、若年層の流出で後継者がいないまま高齢化が進み、やがて住民がいなくなる廃村に至る例もある。集落の消滅は、農地や森林の荒廃、災害の増加、伝統文化の断絶にもつながる。
国は過疎地域に指定した市町村に対し、過疎対策の法律に基づく財政支援(過疎債など)を行ってきた。また、都市住民の移住・定住の促進、集落の機能を基幹集落に集約する「小さな拠点」づくり、地域外の人材が地域づくりを支援する地域おこし協力隊などの対策が進められている。地方自治・地方創生の分野の基本用語である。

ひっかけポイント
定義の数字は「65歳以上が半数(50%)超」。高齢化率の全国平均(約29%)や超高齢社会の基準(21%)と混同しないこと。

選択肢の確認

①「65歳以上の高齢者が住民の半数を超え、共同生活の維持が困難になりつつある集落」
正しい。
正解。限界集落は65歳以上の高齢者が住民の半数を超え、共同体としての機能維持が困難になりつつある集落をいう。

②「人口が1万人を超えて拡大を続ける集落」
誤り。
限界集落は過疎化が進む集落の概念であり、人口が拡大する集落ではない。

③「外国人住民が半数を超えた集落」
誤り。
定義の基準は高齢者の割合であり、外国人住民の割合ではない。

④「市町村合併によって新しく誕生した集落」
誤り。
市町村合併で生まれた集落という意味ではない。合併とは別の、過疎・高齢化に関する概念である。

覚えるポイント

  • 限界集落=65歳以上が住民の半数超の集落
  • 共同体機能の維持が困難、中山間地域・離島に多い
  • 対策は移住促進・小さな拠点・地域おこし協力隊など

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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