BI-X3-RESPIRATION-04|生物 対策問題
酸素のない条件で酵母の発酵を阻害するとNADHが増え、解糖系も停止した。発酵の重要な役割はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
解き方
無酸素下で発酵阻害後にNADH増加と解糖停止が起きたことから、解糖に必要なNAD⁺再供給を考える。
正解の根拠
「NADHを酸化してNAD⁺を再生し、解糖系を継続させる」
発酵がNADHの電子を有機物へ渡しNAD⁺を再生するため、解糖の酸化段階を継続できる。
誤答の理由
- 「酸素を発生して電子伝達系を動かす」:発酵は酸素を発生せず、無酸素条件では電子伝達系をO₂で動かさない。
- 「グルコース1分子から大量の酸化的リン酸化を行う」:発酵のATPは解糖系の基質レベルリン酸化による少量で、酸化的リン酸化ではない。
- 「DNAを複製する」:発酵はエネルギー代謝でありDNA複製を担わない。
覚えるポイント
発酵の主な意義はNAD⁺再生。ATP自体は解糖系で生じ、乳酸・エタノール生成が酸化還元を完結させる。
共通テストでの解き方
『発酵でATPを作る』だけで止めず、NAD⁺不足がなぜ解糖を止めるかまで説明する。