KO5-052|公共・倫理 対策問題
循環型社会の形成に関する記述として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
廃棄物対策では、まず発生抑制、次に再使用、その次に再生利用という順で優先される
この問題のポイント
循環型社会における3Rの優先順位を問う。リデュースが最優先で、リサイクルはその後という順序の理解が判断の軸になる。
解説
大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済社会は、資源の枯渇と廃棄物処分場の限界という問題に直面した。これを転換し、資源が循環する社会を目指す枠組みが、2000年制定の循環型社会形成推進基本法である。
同法は廃棄物対策の優先順位を明確にした。第一がリデュース(発生抑制)で、そもそもごみを出さないこと。第二がリユース(再使用)で、使えるものを繰り返し使うこと。第三がリサイクル(再生利用)で、資源として作り直すことである。この3つを3Rと呼ぶ。リサイクルにもエネルギーやコストがかかるため、発生抑制が最優先とされる点が重要である。
その後に熱回収(焼却時の発電など)、最後にやむを得ない適正処分が位置づけられる。焼却処分が3Rに優先することはない。
容器包装・家電・食品などの分野別リサイクル法や、レジ袋の有料化(2020年)も、この枠組みに沿った取組である。近年はプラスチックごみによる海洋汚染対策としても重要性が増している。
ひっかけポイント
「リサイクルが最優先」が最頻出のひっかけで、正しくはリデュースが最優先。3Rの順序(発生抑制→再使用→再生利用)の入れ替えに注意する。
選択肢の確認
①「ごみの焼却処分は、3Rのどの取組よりも優先される」
❌ 誤り。
誤答理由: 焼却は熱回収として3Rの後に位置づけられ、3Rのどの取組よりも優先されることはない。優先順位の最上位と最下位の逆転。
②「廃棄物対策では、まず発生抑制、次に再使用、その次に再生利用という順で優先される」
✅ 正しい。
正解。循環型社会形成推進基本法は、リデュース(発生抑制)を最優先とし、次にリユース(再使用)、その次にリサイクル(再生利用)という優先順位を定めている。
③「3Rの中では、リサイクルが最も優先されるべきものとされている」
❌ 誤り。
誤答理由: リサイクルにもエネルギーとコストがかかるため、3Rの中の優先順位は最後である。最優先はごみを出さないリデュースで、順序の入れ替えが最頻出のひっかけ。
④「循環型社会形成推進基本法は、大量生産・大量廃棄を促進するための法律である」
❌ 誤り。
誤答理由: 循環型社会形成推進基本法は大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会を転換するための法律であり、大量廃棄の促進はその正反対の目的である。
覚えるポイント
- 優先順位はリデュース→リユース→リサイクル
- 循環型社会形成推進基本法は2000年制定
- 焼却・処分は3Rの後、レジ袋有料化も一環
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。