KO-C1-01公共・倫理 対策問題

公共C 持続可能な社会づくり(1) 現代の諸課題の探究

持続可能な社会づくりについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

持続可能な開発とは、将来の世代のニーズを損なうことなく、現在の世代のニーズを満たす開発を指す

この問題のポイント

持続可能な開発の定義を問う問題。「将来世代と現在世代のニーズの両立」という世代間の公平の考え方がわかれば解ける。

解説

持続可能な開発(発展)という考え方は、1987年に国連の環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)の報告書が打ち出した。その定義は「将来の世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たす開発」である。
地球の資源や環境には限りがある。現在の世代が資源を使い尽くし環境を壊せば、将来の世代は自分たちのニーズを満たせなくなる。そこで世代間の公平を軸に、環境保全と開発を対立ではなく両立すべきものととらえ直したのがこの理念である。
この考え方は1992年の地球サミット(国連環境開発会議)を経て、2015年に国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)へ受け継がれた。SDGsは2030年までに達成すべき17の目標を掲げ、貧困・教育・気候変動・平和などを対象に、途上国だけでなく先進国を含むすべての国が取り組む普遍的な目標である。「誰一人取り残さない」を理念に掲げる点も重要である。

ひっかけポイント
「環境より成長を常に優先」「将来世代のみを優先」のような一方だけを取る選択肢は定義に反する。SDGsは先進国も含む全ての国の目標である点も頻出。

選択肢の確認

①「経済成長を実現するためには、環境保全は常に後回しにすべきである」
誤り。
誤答理由: 持続可能な開発の理念は環境保全と開発の両立であり、環境を常に後回しにする考え方はこの理念と正反対である。

②「持続可能な開発目標(SDGs)は、発展途上国だけが取り組む目標である」
誤り。
誤答理由: SDGsは2015年の国連サミットで採択された、先進国を含むすべての国が取り組む普遍的な目標である。途上国限定ではない。

③「持続可能性とは、現在の世代の利益を犠牲にして将来の世代の利益のみを優先する考え方である」
誤り。
誤答理由: 持続可能性は現在世代と将来世代の公平(両立)を求める考え方であり、どちらか一方の犠牲を前提とするものではない。

④「持続可能な開発とは、将来の世代のニーズを損なうことなく、現在の世代のニーズを満たす開発を指す」
正しい。
正解。持続可能な開発は、1987年のブルントラント委員会報告書が示した「将来世代のニーズを損なわず現在世代のニーズを満たす開発」という定義で知られる。

覚えるポイント

  • 持続可能な開発=将来世代と現在世代のニーズの両立
  • 1987年ブルントラント委員会が提唱、地球サミットで定着
  • SDGsは2015年採択・17目標・全ての国が対象

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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