KO8-050|公共・倫理 対策問題
社会保障における「自助・共助・公助」の説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
自助は自らの備え、共助は保険料を出し合う社会保険など、公助は税による生活保護などを指し、組合せが議論されている
この問題のポイント
自助・共助・公助の3概念の対応関係を問う。共助=社会保険、公助=公的扶助という制度との対応づけが核心。
解説
社会保障の在り方は、自助・共助・公助の組合せとして説明されることが多い。
自助は、就労や貯蓄・民間保険への加入など、自分自身で生活のリスクに備えることである。共助は、保険料を出し合ってリスクを分かち合う仕組みで、年金・医療・介護などの社会保険がその制度化された形とされる(地域の支え合いなどを互助として区別する場合もある)。公助は、自助・共助では対応できない困窮に対し、税を財源として国・地方公共団体が行う生活保護や社会福祉を指す。
どこに重点を置くかは国によって異なり、高福祉高負担の北欧型、自助中心のアメリカ型などと類型化される。日本では少子高齢化による財政制約の中で、3つのバランスをどう取るかが「全世代型社会保障」の議論として続いている。効率と公正、受益と負担の観点から考察させる出題が予想される分野である。
ひっかけポイント
共助(保険料による支え合い=社会保険)と公助(税による救済=生活保護)の取り違えが最頻出。自助を国家の保障とするのは正反対の誤り。
選択肢の確認
①「自助は自らの備え、共助は保険料を出し合う社会保険など、公助は税による生活保護などを指し、組合せが議論されている」
✅ 正しい。
正解。自助は自らの備え、共助は社会保険のような保険料による支え合い、公助は税による生活保護などを指し、その組合せが政策論争の軸となっている。
②「自助・共助・公助のうち、現代の社会保障は公助のみで構成すべきだとされている」
❌ 誤り。
現代の社会保障は3つの組合せで構成されており、公助のみで構成すべきという合意は存在しない。
③「共助とは、政府が税金で生活困窮者を救済することを指す」
❌ 誤り。
税金による困窮者の救済は公助であり、共助は保険料を出し合う支え合いを指す。両者の取り違えである。
④「自助とは、国家がすべての国民の生活を保障することを指す」
❌ 誤り。
国家によるすべての国民の生活保障は公助の極端な形であり、自助は自分自身で備えることを指す。
覚えるポイント
- 自助=自らの備え、共助=社会保険、公助=生活保護など
- 共助の財源は保険料、公助の財源は税
- 3つの組合せ・バランスが社会保障改革の論点
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。