KZ-R8H-01|公共・倫理 対策問題
表は、フランス・ドイツ・スウェーデン・日本の社会保障財源の対GDP比を、一般政府拠出・事業主拠出・被保険者拠出に分けて示している。表から読み取れる記述として最も適切なものはどれか。

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正解: 3
正解
「合計」の対GDP比はフランスが35.1%で最も高く、日本が25.4%で最も低い
この問題のポイント
社会保障財源の国際比較表から、合計値の大小と拠出内訳の特徴を正確に読み取れるかを問う。数値を1列ずつ丁寧に確認すれば解ける。
解説
社会保障の財源は、国や地方自治体が税金から支出する一般政府拠出、企業が負担する事業主拠出、加入者本人が保険料として納める被保険者拠出に分けられる。
表の「合計」を比べると、フランス35.1%、ドイツ33.3%、スウェーデン30.4%、日本25.4%であり、最高はフランス、最低は日本である。
内訳をみると、スウェーデンは一般政府拠出が16.2%と大きい一方で被保険者拠出は2.8%と4か国で最も小さく、税を中心とした財源構成であることがわかる。ドイツは事業主拠出11.7%と被保険者拠出10.0%が大きく、保険料を中心とする構成である。
日本は一般政府拠出11.2%、被保険者拠出7.2%、事業主拠出7.0%がほぼ拮抗しており、税と保険料を組み合わせた中間的な構成といえる。
ひっかけポイント
合計の大小と内訳の大小を混ぜた選択肢が定番。スウェーデンは合計や政府拠出は大きいが、被保険者拠出は4か国で最小という逆方向の組合せに注意。
選択肢の確認
①「日本の「一般政府拠出」の対GDP比は、ドイツよりも高い」
❌ 誤り。
日本の「一般政府拠出」は11.2%で、ドイツの11.6%をわずかに下回る。高いという記述は数値と矛盾する。
②「フランスでは「被保険者拠出」の数値が「事業主拠出」の数値を上回っている」
❌ 誤り。
フランスの「被保険者拠出」は5.7%、「事業主拠出」は13.2%であり、上回るどころか半分以下である。
③「「合計」の対GDP比はフランスが35.1%で最も高く、日本が25.4%で最も低い」
✅ 正しい。
正解。「合計」はフランス35.1%が最高、日本25.4%が最低であり、表の数値と一致する。
④「スウェーデンの「被保険者拠出」の対GDP比は、4か国の中で最も高い」
❌ 誤り。
スウェーデンの「被保険者拠出」は2.8%で、4か国の中で最も低い。税を中心とする財源構成であり、最も高いという読みは逆である。
覚えるポイント
- 社会保障財源は一般政府・事業主・被保険者の3拠出に区分
- 合計の対GDP比はフランスが最高、日本が最低
- スウェーデンは税中心、独仏は保険料中心の構成
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。