SG8-021地理総合・地理探究 対策問題

地理総合A 地図や地理情報システムで捉える現代世界(1) 地図・GISと現代世界

流線図の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

人や物資の移動の方向を線で、移動量を線の太さで表す地図である

この問題のポイント

流線図の表現方法を問う。「移動の方向=線、量=太さ」という2つの情報を同時に表す点が判断の軸。

解説

流線図は、人・物資・情報などの移動を表現するための統計地図である。出発地から到着地へ線(矢印)を引いて移動の方向を示し、線の太さで移動のを表す。
適しているのは、原油や鉄鉱石などの貿易の流れ、国際的な人口移動、観光客の流動、通勤・通学の流動などである。例えば世界の原油の流れを描いた流線図では、西アジアから東アジアへの太い線が目を引き、日本のエネルギー輸入の構造が一目で理解できる。
流線図の読図では、線がどこから出てどこに向かうか(方向)と、どの線が太いか(量)の両方に注目する。2地点間の結びつきの強さを比較させる出題が多い。
静的な分布を表すドットマップや階級区分図と異なり、地域間の結びつき・流動という動きを表せるのが流線図の持ち味である。移動に関する統計を見たら流線図を選ぶ、という対応を確実にしておきたい。

ひっかけポイント
標高の線は等高線(等値線図)の説明。「流れ」ではなく「分布」を表す地図の説明とのすり替えに注意する。

選択肢の確認

①「区域ごとの人口密度を色の濃淡で表す地図である」
誤り。
誤答理由: 人口密度を濃淡で表すのは階級区分図の説明である。

②「1つの点で一定の人口を表し、分布の粗密を示す地図である」
誤り。
誤答理由: 点で人口分布の粗密を示すのはドットマップの説明である。

③「人や物資の移動の方向を線で、移動量を線の太さで表す地図である」
正しい。
正解。流線図は人や物資の移動の方向を線で、量を線の太さで表し、貿易や人口移動の表現に適する。

④「標高の等しい地点を結んだ線で地形の起伏を表す地図である」
誤り。
誤答理由: 標高の等しい地点を結んで起伏を表すのは等高線(等値線図)の説明である。

覚えるポイント

  • 流線図=移動の方向を線、量を線の太さで表現
  • 貿易・人口移動・観光客の流動などに適する
  • 地域間の結びつきを読み取らせる出題が多い

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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