SG2-A11|地理総合・地理探究 対策問題
ドットマップと等値線図についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
ドットマップは一定の数量を1つの点で表して分布の粗密を示し、等値線図は等しい値の地点を線で結んで連続的な分布を示す
この問題のポイント
ドットマップと等値線図の表現原理を問う。「点の密度で分布」「等しい値を結ぶ線」という2つの原理と、適するデータの違いがわかれば解ける。
解説
ドットマップは、たとえば「1つの点=家畜1万頭」のように一定の数量を1つの点に対応させ、該当する場所に点を打っていく統計地図である。点の密集の度合いがそのまま分布の粗密を表すため、農作物の栽培地域や家畜の分布、人口分布など、位置の偏りを示したい絶対値データに適している。
等値線図は、等しい値の地点を滑らかな線で結ぶ統計地図である。地形図の等高線をはじめ、等温線・等降水量線・等圧線などが代表で、気温や標高のように空間的に連続して変化する値の表現に適する。線の混み具合から変化の急さも読み取れる。桜の開花日を結んだ等期日線図もこの仲間である。
両者は「点で散らばりを見せる」か「線で連続的な面の変化を見せる」かが本質的な違いであり、駅からの所要時間を結ぶなど都市分析にも応用される。データの性質に合わない統計地図を選ぶと誤った印象を与えるため、使い分けの理解が問われる。
ひっかけポイント
等値線図と流線図(移動を矢印で表す)の混同、ドットマップと連続量の不適切な組合せが定番。「点=分布の粗密、線=連続的な値」と原理から判断する。
選択肢の確認
①「ドットマップは一定の数量を1つの点で表して分布の粗密を示し、等値線図は等しい値の地点を線で結んで連続的な分布を示す」
✅ 正しい。
正解。ドットマップは一定数量を1点で表して分布の粗密を示し、等値線図は等しい値の地点を結んで気温などの連続的な分布を示す。
②「ドットマップは色の濃淡で相対値を表し、等値線図は図形の大きさで絶対値を表す」
❌ 誤り。
誤答理由: 濃淡での塗り分けは階級区分図、図形の大きさは図形表現図の説明であり、ドットマップ・等値線図の原理ではない。
③「等値線図は人や物の移動の経路を矢印で表す統計地図である」
❌ 誤り。
誤答理由: 移動の経路を矢印で表すのは流線図である。等値線図は等しい値の地点を線で結ぶ地図である。
④「ドットマップは、気温のように面的に連続して変化する値の表現に最も適している」
❌ 誤り。
誤答理由: 気温のような連続的に変化する値には等値線図が適する。ドットマップは家畜や人口など分布の粗密を示すのに適した表現である。
覚えるポイント
- ドットマップ=一定数量を点で表し粗密を示す
- 等値線図=等しい値を結ぶ(等温線・等高線・等圧線)
- 連続的に変化する値は等値線図、分布の偏りはドットマップ
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。