TK4-041地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

好漁場が形成される条件についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

大陸棚やバンクの広がる海域、寒流と暖流がぶつかる潮境、湧昇流のある海域はプランクトンが豊富で好漁場となる

この問題のポイント

好漁場の3条件(大陸棚・潮境・湧昇流)と、その共通の仕組み(栄養分とプランクトン)を問う。

解説

魚が集まる好漁場の条件は、餌となるプランクトンが豊富なことであり、それは海水中の栄養分と日光で決まる。代表的な条件は3つある。

  • 大陸棚・バンク(浅堆): 水深200メートルまでの浅い海底では日光が届き、栄養分も豊富でプランクトンが繁殖する。北海のドッガーバンクや北西太平洋の大陸棚が代表
  • 潮境(潮目): 寒流と暖流がぶつかる境目では海水がかき混ぜられて栄養分が表層に供給される。三陸沖の**親潮(千島海流)と黒潮(日本海流)**の潮境は世界有数の漁場である
  • 湧昇流: 深層の栄養分に富む海水が湧き上がる海域。ペルー沖では貿易風による湧昇流でアンチョビ(かたくちいわし)が大量に獲れる。ただしエルニーニョ現象で湧昇が弱まると漁獲が激減する
    世界の三大漁場(北西太平洋・北東大西洋・北西大西洋)は、いずれもこれらの条件を備えている。

ひっかけポイント
エルニーニョで「激増」は逆で、湧昇の弱化により激減する。深海中央部は栄養が乏しく、浅い大陸棚こそ好漁場という点も直感と逆で問われやすい。

選択肢の確認

①「水深が深いほどプランクトンが増えるため、深海の中央部ほど好漁場になる」
誤り。
誤答理由: 深海の中央部は表層の栄養分が乏しくプランクトンが少ない。好漁場となるのはむしろ浅い大陸棚である。

②「潮境では魚が全く集まらないため、漁場としての価値はない」
誤り。
誤答理由: 潮境は栄養分がかき混ぜられて魚が集まる代表的な好漁場で、三陸沖がその典型である。

③「ペルー沖の漁場はエルニーニョ現象が発生すると漁獲量が急増する」
誤り。
誤答理由: エルニーニョ現象は湧昇流を弱めてペルー沖のアンチョビ漁獲を激減させる。急増という記述は逆である。

④「大陸棚やバンクの広がる海域、寒流と暖流がぶつかる潮境、湧昇流のある海域はプランクトンが豊富で好漁場となる」
正しい。
正解。日光と栄養分に恵まれた大陸棚・バンク、寒暖流がぶつかる潮境、深層の栄養を運ぶ湧昇流のある海域はプランクトンが豊富で好漁場となる。

覚えるポイント

  • 好漁場の条件は大陸棚・潮境・湧昇流
  • 三陸沖は親潮と黒潮の潮境で世界有数の漁場
  • ペルー沖は湧昇流の漁場でエルニーニョに弱い

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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