TK7-053地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

サウジアラビアについて述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

国土の大部分が砂漠気候で、原油輸出に依存してきた経済の多角化を進めており、聖地メッカには世界中から巡礼者が訪れる

この問題のポイント

サウジアラビアの自然(砂漠気候)・経済(原油依存と多角化)・宗教(聖地メッカ)の三本柱を問う。

解説

サウジアラビアはアラビア半島の大部分を占める国で、国土のほとんどが砂漠気候(BW)に属し、ルブアルハリ砂漠などが広がる。恒常河川はなく、涸れ川(ワジ)が雨の後だけ流れる。
経済は
原油
に大きく依存してきた。原油の埋蔵量・輸出量で世界最上位級であり、輸出収入の大半を石油関連が占める。この構造から脱するため、近年は観光開発や製造業・金融の育成、新都市建設など脱石油依存の経済多角化を国家戦略として進めている。豊富な資金で海水の淡水化施設を整備している点も乾燥国らしい特徴である。
また、国内西部のメッカはイスラーム最大の聖地であり、メディナとあわせて巡礼者が集まる。巡礼期には世界中から数百万人のムスリムが訪れ、巡礼は重要な収入源にもなっている。

ひっかけポイント
メッカはサウジアラビア西部にあり、トルコなど他国とする記述は誤り。世界最大級の産油国であり「原油を輸入に依存」は明らかに誤りである。

選択肢の確認

①「サウジアラビアは原油をまったく産出せず、全量を輸入している」
誤り。
誤答理由: サウジアラビアは原油の埋蔵・輸出で世界最上位級の産油国であり、全量輸入という記述は正反対である。

②「国土の大部分が砂漠気候で、原油輸出に依存してきた経済の多角化を進めており、聖地メッカには世界中から巡礼者が訪れる」
正しい。
正解。サウジアラビアは砂漠気候の国で、原油依存経済の多角化を進めており、聖地メッカには巡礼者が集まる。

③「サウジアラビアの国土の大部分は熱帯雨林におおわれている」
誤り。
誤答理由: サウジアラビアの国土はほとんどが砂漠であり、熱帯雨林はみられない。

④「イスラームの聖地メッカはトルコ国内に位置している」
誤り。
誤答理由: メッカはサウジアラビア西部の都市であり、トルコ国内ではない。

覚えるポイント

  • 国土の大部分が砂漠気候で、涸れ川はワジと呼ぶ
  • 原油依存からの経済多角化を国家戦略として推進
  • メッカ・メディナはイスラームの聖地で巡礼者が集まる

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK7-052TK7-054