TK7-054地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

ペルシャ湾岸の産油国の労働力について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

建設業などの労働力をインドやパキスタンなど南アジアからの出稼ぎ労働者に依存しており、外国人が人口の多数を占める国もある

この問題のポイント

オイルマネーによる開発が生んだ労働力需要と、南アジアからの国際労働力移動の構図を問う。

解説

ペルシャ湾岸の産油国では、オイルマネーによる都市開発や建設事業が活発な一方、自国民の人口が少ないため、建設・家事・サービスなどの労働力を外国人労働者に依存している。
労働者の主な出身地は、インド・パキスタン・バングラデシュ・ネパールなどの南アジアや、フィリピンなどの東南アジアである。地理的に近く、賃金格差が大きいことが移動の要因となっている。アラブ首長国連邦やカタールでは、外国人が人口の8割前後を占めるに至っており、人口ピラミッドは出稼ぎ世代の男性が極端に多い特異な形を示す。
労働者が母国へ送る送金は、ネパールやバングラデシュなどの送り出し国にとってGDPの1割前後を占める重要な外貨収入である。一方、外国人労働者の権利保護や、原油価格に左右される雇用の不安定さが課題として指摘される。

ひっかけポイント
出稼ぎ労働者の出身は先進国ではなく南アジア・東南アジアである。湾岸産油国の人口ピラミッドが男性に偏る理由として問われることも多い。

選択肢の確認

①「建設業などの労働力をインドやパキスタンなど南アジアからの出稼ぎ労働者に依存しており、外国人が人口の多数を占める国もある」
正しい。
正解。湾岸産油国は建設業などの労働力を南アジアなどからの出稼ぎ労働者に依存し、外国人が人口の多数を占める国もある。

②「湾岸の産油国は外国人労働者の入国を全面的に禁止している」
誤り。
誤答理由: 湾岸産油国は大量の外国人労働者を受け入れており、入国の全面禁止という記述は実態と正反対である。

③「湾岸諸国への出稼ぎ労働者の多くはヨーロッパの先進国から来ている」
誤り。
誤答理由: 出稼ぎ労働者の主な出身地はインド・パキスタンなど南アジアや東南アジアであり、ヨーロッパの先進国ではない。

④「出稼ぎ労働者が母国へ送る送金は、送り出し国の経済にまったく寄与していない」
誤り。
誤答理由: 出稼ぎ労働者の送金はネパールやバングラデシュなどでGDPの1割前後を占める重要な外貨収入である。

覚えるポイント

  • 湾岸産油国は南アジアなどからの外国人労働者に依存
  • 外国人が人口の多数を占める国もある
  • 送金は送り出し国の重要な外貨収入源

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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