JH-C3-08|歴史総合・日本史探究 対策問題
禁中並公家諸法度(1615年)について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
天皇・公家の行動を規制した法度で、天皇の務めの第一を学問と定めた
背景・因果
禁中並公家諸法度は天皇・公家を統制する法で、「天子諸芸能の事、第一御学問なり」と天皇の務めの第一を学問と定めた。京都所司代が朝廷を監視し、紫衣事件(1627〜29年)では幕府の法度が天皇の勅許に優先することが示された。幕府と朝廷の関係を問う定番史料。
覚えるポイント
核となる対応:「天皇・公家の行動を規制した法度で、天皇の務めの第一を学問と定めた」。禁中並公家諸法度は天皇・公家を統制し、天皇の第一の務めを学問と規定した。幕府が朝廷を政治から遠ざける仕組みの一つである。
混同防止「天皇に政治の実権を返すことを定めた」:法度は天皇へ政治実権を返すものではなく、朝廷の官位授与や行動を幕府の秩序下に置いた。紫衣事件でも幕府法度の優位が示された。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「武士の参勤交代を定めた法である」
参勤交代の制度化は1635年の武家諸法度改定と対応する。禁中並公家諸法度は武士ではなく天皇・公家を対象とした。
② ❌ 誤答「農民の年貢率を定めた法である」
農民の年貢率を全国一律に定めた法ではない。対象は禁中と公家で、朝廷統制を目的とした法度である。
③ ✅ 正解「天皇・公家の行動を規制した法度で、天皇の務めの第一を学問と定めた」
禁中並公家諸法度は天皇・公家を統制し、天皇の第一の務めを学問と規定した。幕府が朝廷を政治から遠ざける仕組みの一つである。
④ ❌ 誤答「天皇に政治の実権を返すことを定めた」
法度は天皇へ政治実権を返すものではなく、朝廷の官位授与や行動を幕府の秩序下に置いた。紫衣事件でも幕府法度の優位が示された。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。