JT2-C27歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

渋川春海(安井算哲)の業績として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

日本独自の貞享暦を作り、幕府の天文方に任じられた

背景・因果

渋川春海は中国伝来の暦のずれを天体観測で正し、日本人の手による貞享暦(1684年採用)を作って初代天文方となった。実証的な学問の広がりを示す元禄期の成果である。

覚えるポイント

「改暦」は明治の太陽暦採用(1873年)とセットの通史テーマ。天文方はのちに蛮書和解御用(洋書翻訳)も担う。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「西洋医学の解剖書を翻訳した」
西洋解剖書を翻訳したのは杉田玄白・前野良沢らで、『解体新書』を刊行した。渋川春海の分野は暦学である。

② ❌ 誤答「日本全図を実測で完成させた」
全国を実測して日本地図作成を進めたのは伊能忠敬である。渋川春海は測量地図ではなく改暦に功績がある。

③ ❌ 誤答「蒸気機関を発明した」
渋川春海は蒸気機関の発明者ではない。貞享暦を作った江戸前期の天文学者である。

④ ✅ 正解「日本独自の貞享暦を作り、幕府の天文方に任じられた」
渋川春海は中国暦のずれを観測で修正して日本独自の貞享暦を作り、初代幕府天文方となった。暦学・天文学の成果である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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