JT2-C29歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

化政期の川柳や狂歌について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

世相や政治を風刺する短詩型文芸として庶民に親しまれた

背景・因果

川柳(柄井川柳の選による)や狂歌(大田南畝ら)は、世相・政治への風刺をこめた短詩型文芸として流行した。寛政の改革を皮肉る狂歌のように、庶民の政治批評の回路でもあった。

覚えるポイント

風刺文芸は「統制への民衆の反応」を示す史料として出題される。出版統制(寛政・天保)とのいたちごっこも論点。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「宗教儀式でのみ用いられた」
宗教儀式専用の文言ではなく、日常や政治を題材とする娯楽的・批評的文芸である。

② ✅ 正解「世相や政治を風刺する短詩型文芸として庶民に親しまれた」
川柳は五・七・五、狂歌は和歌形式を用い、世相や政治、人間生活を機知と風刺で表した。化政文化期の庶民的文芸として親しまれた。

③ ❌ 誤答「幕府が公式に編纂した和歌集である」
幕府が勅撰・官撰した和歌集ではなく、町人らが参加する民間の短詩型文芸だった。統制批判を含む作品もあった。

④ ❌ 誤答「武士だけに詠むことが許された」
作者・読者は町人など庶民に広がり、武士だけの特権ではない。句会や出版を通じて普及した。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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