RS-B2-05|歴史総合・日本史探究 対策問題
19世紀に日本が組み込まれた「主権国家体制」の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
国境で区切られた主権国家どうしが、国際法(万国公法)に基づいて関係を結ぶ体制
背景・因果
ヨーロッパで成立した主権国家体制は、対等な主権国家が国際法で関係を結ぶ建前をとる。幕末日本には万国公法として紹介された。ただし現実には不平等条約のような力関係があり、東アジアの冊封体制(中国中心の上下関係)との衝突が、琉球や朝鮮をめぐる問題を生んだ。
覚えるポイント
核となる対応:「国境で区切られた主権国家どうしが、国際法(万国公法)に基づいて関係を結ぶ体制」。主権国家体制は領域・国境をもつ国家が主権を有し、国家間関係を国際法で処理する建前をとる。幕末には国際法が「万国公法」として紹介された。
混同防止「中国の皇帝を頂点とし、周辺国が朝貢する体制」:中国皇帝を頂点に朝貢国を位置付けるのは東アジアの冊封・朝貢体制である。形式上対等な主権国家間関係を前提とする体制とは原理が異なる。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「国境で区切られた主権国家どうしが、国際法(万国公法)に基づいて関係を結ぶ体制」
主権国家体制は領域・国境をもつ国家が主権を有し、国家間関係を国際法で処理する建前をとる。幕末には国際法が「万国公法」として紹介された。
② ❌ 誤答「中国の皇帝を頂点とし、周辺国が朝貢する体制」
中国皇帝を頂点に朝貢国を位置付けるのは東アジアの冊封・朝貢体制である。形式上対等な主権国家間関係を前提とする体制とは原理が異なる。
③ ❌ 誤答「宗教的権威が各国の政治を直接支配する体制」
宗教的権威が各国政治を直接支配する説明は、中世ヨーロッパの教皇権などとの混同である。近代の主権国家は領域国家の世俗的統治権を基本とした。
④ ❌ 誤答「国家の枠を超えて、都市どうしが自由に同盟を結ぶ体制」
都市同盟はハンザ同盟などに見られるが、主権国家体制の基本単位は都市を超えて領域と国境をもつ国家である。都市が国家の枠を無視して自由に外交する体制ではない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。