RS-C1-03歴史総合・日本史探究 対策問題

歴史総合C 国際秩序の変化や大衆化と私たち

第一次世界大戦が女性の社会進出を促したと説明される理由として、最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

総力戦で男性が動員された結果、軍需工場や交通機関などで女性の就労が拡大したから

背景・因果

総力戦下では男性の動員で不足した労働力を女性が担い、就労分野が広がった。この変化が戦後の女性参政権実現(イギリス1918年など)の背景となった。日本でも大正期に電話交換手やバスの車掌など「職業婦人」が増え、大衆社会の一側面として問われる。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「総力戦で男性が動員された結果、軍需工場や交通機関などで女性の就労が拡大したから」。総力戦で多数の男性が兵士として動員され、工場・交通・事務などの労働力不足を女性が補った。就業経験の拡大は戦後の女性参政権要求を支える背景にもなった。

  • 混同防止「戦争中に各国で女性の就労が法律で禁止されたから」:各国で女性の就労が一律に禁止されたのではなく、軍需生産や公共交通などでむしろ拡大した。禁止なら社会進出を促した理由にならず、因果が逆である。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「女性が兵士として全員徴兵されたから」
一部の国や部隊で女性が軍務を担った例はあるが、女性全員が兵士として徴兵されたわけではない。社会進出の中心的説明は銃後の労働分野の拡大である。

② ❌ 誤答「戦争と女性の就労には関係がなかったから」
男性動員による労働力不足と総力戦型生産は女性就労を直接増加させた。戦争と就労に「関係がなかった」とする説明では、戦中から戦後の権利拡大を説明できない。

③ ✅ 正解「総力戦で男性が動員された結果、軍需工場や交通機関などで女性の就労が拡大したから」
総力戦で多数の男性が兵士として動員され、工場・交通・事務などの労働力不足を女性が補った。就業経験の拡大は戦後の女性参政権要求を支える背景にもなった。

④ ❌ 誤答「戦争中に各国で女性の就労が法律で禁止されたから」
各国で女性の就労が一律に禁止されたのではなく、軍需生産や公共交通などでむしろ拡大した。禁止なら社会進出を促した理由にならず、因果が逆である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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