KM-25|情報Ⅰ 対策問題
令和7年度追試 第2問A 問4 ファンクラブの会員証を使ってイベント入場時に本人確認を行う。会員本人以外の人が会員証を不正に複製して利用することを抑制したいとき、抑制の効果が「期待できない」方式として最も適当なものを選べ。
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正解: 3
正答
3
問題の整理
「複製を抑制できない方式はどれか」を選ぶ問題です。判断の軸は1つ——その方式には、複製を妨げる「壁」があるか。壁には大きく2種類あります。
- 物理的な壁: ICチップやホログラムのように、同じ物を作ること自体が難しい
- 認証の壁: ログインしないと使えないなど、本人確認が複製者を締め出す
解き方
各方式の「壁」を確かめます。
- ICチップ入りプラスチックカード: チップの中身を複製するのは物理的に困難 → 壁あり
- 透かし・ホログラム入りの特殊紙: 紙幣にも使われる偽造対策で、同じ紙を作るのが難しい → 壁あり
- 二次元コード入りPDFファイル: 壁がありません。デジタルデータは、コピーすると原本と完全に同一のものができます(紙のコピーのような劣化がない)。ファイルを他人に送れば、受け取った人の画面にも本物と区別のつかない会員証が表示されてしまいます → これが正解
- ログイン中だけ有効な会員専用アプリ: 画面を複製しても、ID・パスワードによる認証の壁が他人の利用を防ぐ → 壁あり
「デジタルデータは劣化なく無限に複製できる」という性質は、便利さであると同時に、証明書のような「本物であること」が大事なものには弱点になる——この両面を押さえておきましょう。
選択肢の確認
1.× ICチップの複製は物理的に困難で、抑制効果がある。
2.× 透かし・ホログラムは偽造対策の定番で、抑制効果がある。
3.○ ファイルのコピーは原本と同一。何の壁もない。
4.× ログイン認証が壁になり、抑制効果がある。
ここだけは覚えよう
デジタルデータの複製は原本と完全に同一 — 証明書には物理的な壁か認証の壁が必要。