KM-24|情報Ⅰ 対策問題
令和7年度追試 第2問A 問3 パスワードと認証コード(スマートフォンに届くワンタイムコード)のように、複数の種類の認証方法を組み合わせて使うことによる利点として最も適当なものを選べ。
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正解: 4
正答
4
問題の整理
パスワード(知識認証)と、スマートフォンに届く認証コード(所有物認証)——種類の異なる認証を組み合わせる方式を多要素認証と呼びます。その「組み合わせることによる利点」は何か、を選ぶ問題です。ポイントは、選択肢の中に「セキュリティに関係はあるが、多要素認証の利点ではないもの」が混ざっていることです。
解き方
多要素認証の本質は「独立した壁を2枚立てる」ことです。
パスワードが漏洩した場面を想像してください。攻撃者はパスワードを知っていますが、本人のスマートフォンは持っていません。ログインには毎回スマホに届く認証コードも必要なので、攻撃者はコードを受け取れず、ログインできません。つまり「パスワードが漏れても、不正ログインされるリスクを減らせる」——これが正解の選択肢です。1枚目の壁が破られても2枚目が守る、という構造が利点そのものです。
他の選択肢は「別のセキュリティ機能」の説明です。
- 脆弱なパスワードの禁止 → パスワードの**設定ルール(ポリシー)**の機能で、認証の組み合わせとは無関係。
- 入力文字を画面に表示しない → のぞき見(ショルダーハッキング)対策の伏せ字表示。
- 認証コードからパスワードを復元 → もしできたら、コードを盗めばパスワードも分かることになりかえって危険。2つの要素は互いに独立だからこそ意味があります。
選択肢の確認
1.× それはパスワードポリシーの機能。
2.× それは伏せ字表示によるのぞき見対策。
3.× 復元できたら2要素が独立でなくなり、認証の意味がない。
4.○ 1つが漏れても、もう1つの壁が不正ログインを防ぐ。
ここだけは覚えよう
多要素認証=独立した壁を2枚 — 利点は「1つ破られても守れる」こと。それ以外の機能説明は誤答。