KO3-018|公共・政治経済 対策問題
高校における主権者教育の説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
現実の政治的課題を教材としつつ、政治的中立性に配慮して多様な見方を学ばせる教育である
この問題のポイント
主権者教育の内容と学校の政治的中立性の関係を問う問題。「現実の課題を扱う」と「中立性の確保」の両立が判断の軸。
解説
主権者教育とは、社会の課題を自分のこととして考え、根拠をもって判断し、政治に参加する力を育てる教育である。18歳選挙権の実現を機に、高校で本格的に取り組まれるようになった。
その特徴は、あえて現実の政治的課題(財政、社会保障、安全保障など)を教材とする点にある。意見が対立する問題について資料を集め、多様な立場の主張を比較し、討論や模擬選挙・模擬議会を通じて判断力を養う。
ただし学校には政治的中立性が求められる。教員が特定の政党や候補者への支持・反対を生徒に促すことは許されない。中立性とは政治の話題を避けることではなく、多様な見方を公平に提示することを意味する。
主権者教育は、単なる選挙の仕組みの知識にとどまらず、主体的に社会に参画する市民を育てる公共の中核的なテーマである。
ひっかけポイント
「政治の話題を避ける」ことを中立性と誤解させる選択肢が典型。中立性は扱わないことではなく、公平に扱うことである。
選択肢の確認
①「選挙の際の投票を生徒に義務づける教育である」
❌ 誤り。
誤答理由: 日本の投票は自由であり、教育によって投票を義務づけることはできない。主権者教育は自発的な参加の基礎となる力を育てるものである。
②「現実の政治的課題を教材としつつ、政治的中立性に配慮して多様な見方を学ばせる教育である」
✅ 正しい。
正解。主権者教育は現実の政治的課題を教材に、多様な立場を比較して判断力を育てる教育で、学校には政治的中立性への配慮が求められる。
③「特定の政党への支持を生徒に促し、投票先を指導する教育である」
❌ 誤り。
誤答理由: 教員が特定の政党への支持や投票先を生徒に促すことは政治的中立性に反し許されない。中立性の枠内で多様な見方を扱うのが主権者教育である。
④「政治の話題を授業で扱うことを一切避ける教育である」
❌ 誤り。
誤答理由: 政治の話題を避けることは中立性ではなく、判断力を育てる機会を奪う。現実の課題を公平に扱うことが主権者教育の趣旨である。
覚えるポイント
- 現実の政治的課題を教材に判断力を育てる
- 学校・教員には政治的中立性が求められる
- 模擬選挙・模擬議会などの実践的手法を用いる
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。