PE7-002|公共・政治経済 対策問題
国家の主権についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
対内的には国内を統治する最高の権力を、対外的には他国に従属しない独立の権力を意味する
この問題のポイント
主権の二つの側面(対内的最高性と対外的独立性)を正しく区別できるかを問う問題。
解説
主権には複数の意味がある。第一に、国内のすべての個人・団体の上に立つ最高の統治権力という対内的な意味。第二に、他国の支配や干渉を受けない独立性という対外的な意味。第三に、国の政治の在り方を最終的に決める権力(国民主権というときの主権)である。
国際社会では、国の大小にかかわらずすべての主権国家が対等であるという主権平等の原則と、他国の国内問題に干渉してはならないという内政不干渉の原則が基本ルールとされ、いずれも国連憲章に明記されている。
主権は国家が生まれながらに持つものとされ、国際機関が付与したり取り消したりするものではない。
ひっかけポイント
対外的主権は「独立」であって「他国への干渉権」ではない。内政不干渉の原則と混同させる逆方向の記述に注意。主権平等はすべての国連加盟国に適用される。
選択肢の確認
①「主権平等の原則は、安全保障理事会の常任理事国のみに適用される」
❌ 誤り。
誤答理由: 主権平等の原則は国の大小を問わずすべての国に適用される。常任理事国のみの特権は拒否権であり、主権平等とは別の話である。
②「対内的には国内を統治する最高の権力を、対外的には他国に従属しない独立の権力を意味する」
✅ 正しい。
正解。主権は対内的には国内の最高権力、対外的には他国に従属しない独立性を意味し、これに国政の最高決定権という意味が加わる。
③「主権は国際連合が各国に付与するものであり、国連の決定で取り消すことができる」
❌ 誤り。
誤答理由: 主権は国家が本来的に持つものであり、国連が付与・取り消しするものではない。国連は主権平等の原則の上に成り立っている。
④「対外的な主権とは、他国の内政に自由に干渉できる権利を意味する」
❌ 誤り。
誤答理由: 対外的主権は独立性を意味し、他国への干渉権ではない。むしろ内政不干渉の原則により他国の国内問題への干渉は禁じられる。
覚えるポイント
- 主権は対内的最高性・対外的独立性・国政の最高決定権
- 主権平等と内政不干渉は国連憲章の基本原則
- 主権は国際機関から付与されるものではない
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。