PE7-003公共・政治経済 対策問題

政治・経済C 国際政治(1) 国際法と国際連合

「国際法の父」と呼ばれる思想家についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

グロティウスは『戦争と平和の法』を著し、自然法に基づいて国家間にも従うべき法があると説いた

この問題のポイント

国際法の父グロティウスと主著の組合せを問う問題。『戦争と平和の法』『海洋自由論』とセットで覚える。

解説

オランダの法学者グロティウス(1583〜1645年)は、三十年戦争の惨禍を目の当たりにして、『戦争と平和の法』を著した。
彼は、人間の理性に基づいて時代や場所を超えて妥当する
自然法
の考え方を国家間の関係に適用し、戦争にも従うべきルールがあること、国家間の合意が法として国家を拘束することを体系的に論じた。この功績から「国際法の父」と呼ばれる。
また**『海洋自由論』では、海はどの国の支配にも属さず各国が自由に航行・利用できると説き、今日の公海自由の原則**の源流とされる考え方を示した。
なお『リバイアサン』はホッブズ、『法の精神』はモンテスキューの著作であり、人物と著作の対応が頻出の判別点になる。

ひっかけポイント
グロティウスの著作を、ホッブズ『リバイアサン』やモンテスキュー『法の精神』と入れ替えるのが定番。『海洋自由論』もグロティウスの著作である点を押さえる。

選択肢の確認

①「グロティウスは『戦争と平和の法』を著し、自然法に基づいて国家間にも従うべき法があると説いた」
正しい。
正解。グロティウスは『戦争と平和の法』で自然法に基づく国家間の法を体系化し、国際法の父と呼ばれる。『海洋自由論』も彼の著作である。

②「ホッブズは『戦争と平和の法』を著し、国際法の体系化を進めた」
誤り。
誤答理由: 『戦争と平和の法』はグロティウスの著作。ホッブズの主著は『リバイアサン』で、社会契約論の思想家である。

③「グロティウスは『法の精神』で三権分立を説き、国際法の基礎を築いた」
誤り。
誤答理由: 『法の精神』は三権分立を説いたモンテスキューの著作であり、グロティウスの著作ではない。

④「モンテスキューは『海洋自由論』を著して公海自由の原則を唱えた」
誤り。
誤答理由: 『海洋自由論』を著したのはグロティウスであり、モンテスキューではない。人物と著作の対応が逆になっている。

覚えるポイント

  • グロティウスは国際法の父
  • 主著は『戦争と平和の法』『海洋自由論』
  • 自然法思想を国家間関係に適用した

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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