KO5-029|公共・政治経済 対策問題
金融商品のリスクとリターンに関する記述として最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
一般に、高い収益が期待できる金融商品ほど、元本割れなどのリスクも大きい傾向がある
この問題のポイント
金融リテラシーの基本であるリスクとリターンの関係を問う。ハイリスク・ハイリターンの原則と「期待できる」と「必ず得られる」の違いが鍵。
解説
金融商品を選ぶ基準には、元本が減らない確実性である安全性、どれだけ収益が期待できるかの収益性、必要なときに現金化しやすいかの流動性の三つがある。この三つをすべて満たす商品は存在しない。
一般に、高いリターン(収益)が期待できる商品ほど、リスク(収益の不確実性・元本割れの可能性)も大きい。これがハイリスク・ハイリターンの原則である。預金は安全性・流動性が高い代わりに収益性は低く、株式は大きな収益の可能性がある代わりに値下がりで元本を割る可能性がある。
注意すべきは、リスクが大きい商品を選んでも高い収益が保証されるわけではないことである。期待できる収益が大きいことと、必ず得られることは全く別である。
投資の損失は原則として投資家自身が負う(自己責任の原則)。ローリスク・ハイリターンをうたう勧誘は、詐欺を疑うべきである。
ひっかけポイント
「リスクが大きければ収益は必ず大きい」の「必ず」が誤りの核心。元本保証と高収益の両立をうたう商品は原則あり得ず、詐欺の典型パターンとして出題される。
選択肢の確認
①「金融商品の損失リスクは、すべて金融機関が負担する仕組みになっている」
❌ 誤り。
誤答理由: 投資の損失は原則として投資家自身が負う(自己責任の原則)。金融機関が全リスクを負担する仕組みは存在しない。
②「一般に、高い収益が期待できる金融商品ほど、元本割れなどのリスクも大きい傾向がある」
✅ 正しい。
正解。金融商品にはハイリスク・ハイリターンの原則があり、高い収益が期待できる商品ほど元本割れなどのリスクも大きい傾向がある。
③「銀行預金は元本が保証されており、収益性も株式投資より常に高い」
❌ 誤り。
誤答理由: 預金は安全性・流動性に優れる代わりに収益性は低い。株式より常に高収益という説明は、安全性と収益性が両立しにくいという原則に反する。
④「リスクの大きい金融商品を選べば、収益は必ず大きくなる」
❌ 誤り。
誤答理由: リスクが大きい商品は高い収益が期待できるだけで、必ず得られるわけではない。大きな損失に終わる可能性も同時に大きい。「必ず」が誤り。
覚えるポイント
- 安全性・収益性・流動性をすべて満たす商品はない
- ハイリスク・ハイリターンが原則、高収益の保証はない
- 投資は自己責任、ローリスク・ハイリターンは詐欺を疑う
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。