WT6-I04歴史総合・世界史探究 対策問題

世界史探究D 諸地域の結合・変容(4) 第二次世界大戦と諸地域の変容

イタリアのファシズムについて述べた文として正しいものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

ムッソリーニが「ローマ進軍」で政権を握り、一党独裁を築いた

この問題のポイント

イタリア・ファシズムの成立を問う問題。ムッソリーニのローマ進軍(1922年)による政権獲得が答え。

解説

イタリアは第一次世界大戦の戦勝国だったが、期待した領土を得られず「勝利の不満」が広がり、戦後の経済混乱で社会不安が深まった。
ムッソリーニ率いるファシスト党は、社会主義運動への恐怖から地主・資本家・軍部の支持を集め、1922年、党員を首都へ進撃させる「ローマ進軍」を敢行した。国王は鎮圧をあきらめてムッソリーニを首相に任命し、彼はやがて一党独裁体制を築いた。
対外的には1935年にエチオピアを侵攻・併合した。国際連盟は経済制裁を発動したが、石油を制裁対象から外すなど不徹底に終わり、連盟の無力を露呈した。
孤立したイタリアはドイツへ接近し、ベルリン・ローマ枢軸が形成されていく。

ひっかけポイント
ファシズム政権の成立順序は「イタリア1922年→ドイツ1933年」で、入れ替えに注意。エチオピア侵攻への制裁失敗は、国際秩序崩壊の文脈で問われる。

選択肢の確認

①「議会制民主主義の徹底を掲げた」
誤り。
ファシスト党は反対政党を禁じて一党独裁を築いており、議会制民主主義を否定した。

②「ムッソリーニが「ローマ進軍」で政権を握り、一党独裁を築いた」
正しい。
正解。ムッソリーニ率いるファシスト党は1922年のローマ進軍で政権を握り、一党独裁体制を築いた。

③「第二次世界大戦後に初めて成立した」
誤り。
イタリアのファシズム政権は1922年に成立しており、第二次世界大戦後ではない。ムッソリーニは1943年に失脚した。

④「労働者の国際連帯を最優先した」
誤り。
ファシズムは国家と民族の統合を最優先しており、国際的な階級連帯を掲げる社会主義とは鋭く対立した。

覚えるポイント

  • ローマ進軍は1922年、ムッソリーニが政権獲得
  • エチオピア侵攻は1935年、連盟の制裁は不徹底
  • ファシズムはイタリアが先、ドイツは1933年

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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