BK-DNA-03生物基礎 対策問題

生物基礎. 生物の特徴遺伝情報とDNA

増殖中の細胞集団で、核1個当たりのDNA量を測定した。処理前はDNA量1の細胞45%、1より大きく2未満が35%、2が20%だった。薬剤処理後はそれぞれ10%、5%、85%になった。最も適切な推定はどれか。

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正解: 4

解き方

問題文の数値・実験操作・比較対象を整理し、処理後にDNA量2の細胞が20%から85%へ蓄積した変化を、S期完了後のG₂期またはM期から先へ進みにくくなった結果として読むという手順で判定する。

正解の根拠

「薬剤はDNA複製後から細胞分裂完了までの進行を妨げた可能性がある」

DNA量2はS期で複製を終えた細胞に対応し、その割合が85%へ増えたので、薬剤がG₂期〜M期から分裂完了までの進行を妨げた可能性と整合する。

誤答の理由

  • 「薬剤はG₁期からS期への移行を妨げ、DNA量1の細胞を蓄積させた」:G₁期からS期への移行を妨げるなら、複製前のDNA量1の細胞が蓄積するはずだが、実際は45%から10%へ減っている。
  • 「DNA量2の増加は、薬剤が各細胞の染色体数を4倍にしたことを示す」:S期後にDNA量が2倍になっても、姉妹染色分体は動原体でつながるため染色体数は通常同じである。DNA量2から染色体数4倍とはいえない。
  • 「薬剤は細胞分裂を促進し、新しく生じたG₁期細胞をDNA量2にした」:細胞分裂が促進され新しいG₁細胞が増えたならDNA量1の割合が増えるはずだが、実際は減少しDNA量2が増えているため向きが逆である。

覚えるポイント

必ず覚える:処理後にDNA量2の細胞が20%から85%へ蓄積した変化を、S期完了後のG₂期またはM期から先へ進みにくくなった結果として読む。用語だけでなく因果関係まで説明できるようにする。

共通テストでの解き方

共通テストの注意:DNA量1=G₁、1〜2=S、2=G₂/M。DNA量だけではG₂とMを区別できないので、染色体形態などの追加観察が必要。

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