BI-ENZYME-01|生物 対策問題
一定量の酵素に対して基質濃度を高くしていくと、反応の初速度は増加したが、やがてほぼ一定の値へ近づいた。この理由として最も適切なものはどれか。
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正解: 3
解き方
酵素量は一定という条件を確認し、基質を増やしたときに速度が頭打ちになる理由を、活性部位の利用状況から考える。
正解の根拠
「酵素の活性部位の多くが基質で占められ、反応できる酵素分子数が上限に近づいた」
酵素分子数と活性部位数には限りがある。ほぼ全ての活性部位が使われると、基質だけを増やしても速度は上がりにくい。
誤答の理由
- 「基質濃度を高くすると酵素分子が基質へ変化する」:酵素は触媒として反応を促進するタンパク質であり、基質濃度を上げても基質そのものへ変化しない。
- 「基質が多いほど反応温度が必ず0℃へ近づく」:基質濃度の操作だけで温度が必ず0℃になる因果関係はなく、実験条件にも示されていない。
- 「酵素反応の速度は基質濃度に関係なく最初から一定である」:低濃度側では基質を増やすと速度も増えているため、最初から一定という説明は資料に反する。
覚えるポイント
酵素量が一定なら、低い基質濃度では基質を増やすと速度が上がるが、活性部位がほぼ全て使われると最大反応速度へ近づく。
共通テストでの解き方
曲線の形だけを覚えず、①一定にした量、②増やした量、③頭打ちになった量を整理して、制限要因を判断する。