BI-ENZYME-02|生物 対策問題
ある酵素反応で、基質濃度1、5、20のとき、阻害物質なしの初速度は20、60、95、阻害物質ありでは10、40、93だった。高い基質濃度で速度差が小さくなったことに最も合う説明はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
解き方
基質濃度ごとに阻害物質の有無を比べ、低濃度側と高濃度側で阻害の大きさがどう変わるかを見る。
正解の根拠
「阻害物質と基質が同じ活性部位を利用し、基質が多いほど基質が結合しやすくなった」
低濃度では阻害が大きい一方、高濃度では93と95まで差が縮むため、基質が多いと阻害物質との競合に勝ちやすくなるモデルと整合する。
誤答の理由
- 「阻害物質が酵素分子数を無限に増やした」:阻害物質ありの速度は低濃度側で小さくなっており、酵素分子数を増やしたという説明とは向きが逆である。
- 「阻害物質が基質を全てATPへ変化させた」:基質がATPへ変化したという測定結果はなく、高濃度で速度差が縮む理由にもならない。
- 「阻害物質を加えると全ての基質濃度で反応が完全に停止した」:阻害物質ありでも速度10、40、93が測定されており、完全停止という説明は数値と矛盾する。
覚えるポイント
阻害の仕組みは、基質濃度を変えたときに阻害の程度がどう変わるかから推定できる。データだけで断定しすぎず、整合するモデルとして扱う。
共通テストでの解き方
一つの濃度だけで判断せず、各濃度で『阻害なし-阻害あり』の差を比較する。高濃度側で差が縮むことが鍵である。