RN-A1-03公共・倫理 対策問題

倫理A 人間としての在り方生き方(1) 青年期の課題と自己形成

個性(パーソナリティ)の形成についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

個性は、知的な働きである能力、感情の生まれつきの傾向である気質、意志や行動の傾向である性格などからなり、遺伝と環境の相互作用の中で形成されると考えられている

この問題のポイント

パーソナリティの構成要素と形成要因を問う問題。「能力・気質・性格」の区別と、「遺伝か環境か」ではなく「相互作用」という考え方で解ける。

解説

その人らしさの全体を**個性(パーソナリティ)**という。パーソナリティは、次の3つの側面からとらえられる。

  • 能力:知能や技能など、物事を成し遂げる知的な働き
  • 気質:感情の動きやすさなど、生まれつきの感情の傾向
  • 性格:意志や行動に表れる、その人に持続的な傾向
    パーソナリティの形成をめぐっては、かつて遺伝(生まれつき)を重視する説と環境(育ち)を重視する説が対立したが、現在では、遺伝的な素質が環境や経験との相互作用の中で発現し、個性が作られていくと考えられている。
    また個性は、一人きりの内省だけで作られるのではない。家族や友人など他者との関わりの中で、自分と異なる考え方に出会い、他者という鏡に映して自分を見つめ直すことを通じて形成されていく。青年期の友情や対話が自己形成に重要とされるのはこのためである。

ひっかけポイント
「遺伝だけ」「環境だけ」と一方に決めつける選択肢は誤り。気質(生まれつきの感情面)と性格(行動の傾向)の定義の入れ替えも定番のひっかけ。

選択肢の確認

①「個性は他者との関わりとは無関係に、一人で内省することによってのみ形成される」
誤り。
誤答理由: 個性は家族や友人など他者との関わりの中で、自分と異なる考え方に出会いながら形成される。孤立した内省のみで作られるものではない。

②「個性は、知的な働きである能力、感情の生まれつきの傾向である気質、意志や行動の傾向である性格などからなり、遺伝と環境の相互作用の中で形成されると考えられている」
正しい。
正解。パーソナリティは能力・気質・性格の側面からとらえられ、遺伝的素質と環境・経験との相互作用の中で形成されると考えられている。

③「個性はもっぱら遺伝によって決定されるため、環境や経験が影響することはない」
誤り。
誤答理由: 個性は遺伝のみで決まるのではない。遺伝的素質が環境や経験との相互作用の中で発現して個性が形成されるとするのが現在の考え方である。

④「気質とは後天的な学習で身につく行動の傾向を指し、性格とは生まれつきの感情の傾向を指す」
誤り。
誤答理由: 気質は生まれつきの感情の傾向、性格は意志や行動に表れる持続的な傾向であり、この説明は両者の定義を逆にしている。

覚えるポイント

  • パーソナリティ=能力・気質・性格の3側面
  • 形成は遺伝と環境の相互作用による
  • 個性は他者との関わりの中で形成される

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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