RN4-014公共・倫理 対策問題

倫理A 人間としての在り方生き方(3) キリスト教とイスラーム

イスラームの六信の内容として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

神・天使・啓典・預言者・来世・天命の六つを信じることである

この問題のポイント

六信(信じる対象)と五行(実践する義務)の区別を問う問題。六信は「信」、五行は「行」という対応で整理する。

解説

イスラームの信仰と実践の柱は「六信五行」とまとめられる。
六信は、ムスリムが信じるべき六つの対象である。

  • 神(アッラー):唯一絶対の創造神
  • 天使:神と人間の間で啓示を伝える存在(ジブリールなど)
  • 啓典:神が下した書。『クルアーン』が最も完全なものとされる
  • 預言者:神の言葉を委ねられた人々。ムハンマドが最後の預言者
  • 来世:終末の日に死者は復活し、最後の審判で天国と地獄に分けられる
  • 天命:すべての出来事は神の定めによる
    これに対し五行は、信仰告白・礼拝・断食・喜捨・巡礼という五つの実践的義務であり、両者の区別が試験では頻出である。
    六信のうち天命は、人生の出来事すべてを神の定めとして受け入れる態度につながり、来世の信仰は、現世の行いが最後の審判で問われるという倫理的な緊張を日々の生活に与えている。信じることと行うことが一体となって、ムスリムの生を形づくるのである。

ひっかけポイント
六信の位置に五行の項目を並べる選択肢が定番。また仁義礼智は儒教、布施以下の六つは大乗仏教の六波羅蜜で、まったく別系統である。

選択肢の確認

①「仁・義・礼・智・信・孝の六つの徳を身につけることである」
誤り。
誤答理由: 仁・義・礼・智などは儒教の徳目であり、イスラームの信仰箇条とはまったく別系統である。

②「布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六つの修行を完成することである」
誤り。
誤答理由: 布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧は大乗仏教の六波羅蜜であり、菩薩の修行徳目である。六信とは無関係である。

③「神・天使・啓典・預言者・来世・天命の六つを信じることである」
正しい。
正解。六信は神・天使・啓典・預言者・来世・天命という、ムスリムが信じるべき六つの対象である。

④「信仰告白・礼拝・断食・喜捨・巡礼・聖戦の六つを実践することである」
誤り。
誤答理由: 信仰告白・礼拝・断食・喜捨・巡礼は実践的義務である五行の項目であり、信じる対象である六信との入れ替えを狙った選択肢である。

覚えるポイント

  • 六信=神・天使・啓典・預言者・来世・天命
  • 五行=信仰告白・礼拝・断食・喜捨・巡礼
  • 信じる対象が六信、実践義務が五行

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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