RN4-013|公共・倫理 対策問題
イスラームの信仰の根本についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
唯一神アッラーに絶対的に帰依することを核心とし、神を形に表す偶像崇拝を厳しく禁じる
この問題のポイント
イスラームという語の意味(帰依・服従)と、徹底した一神教・偶像崇拝禁止という特徴を押さえる。
解説
イスラームとは、アラビア語で唯一神アッラーへの絶対的帰依(服従)を意味し、帰依する者をムスリムという。7世紀のアラビアで、ムハンマドが受けた神の啓示に始まる。
イスラームの核心は徹底した一神教である。「アッラーのほかに神はなし」という信仰告白が示すように、神に並ぶものを立てることは最大の罪とされる。そのため、神や預言者を像に表して拝む偶像崇拝は厳禁であり、モスクの装飾も文様や文字(アラベスク・書道)が中心となる。
また、ムハンマドはあくまで神の言葉を伝える人間の預言者であり、神格化されない。この点で、イエスを神の子とするキリスト教と対照的である。
信仰上の義務は聖職者だけでなくすべての信徒に等しく課され、神の前での信徒の平等が説かれる。
ひっかけポイント
ムハンマドの神格化・多神教・偶像礼拝はいずれもイスラームが最も厳しく否定するもの。ムハンマド=人間の預言者という点が最重要。
選択肢の確認
①「アッラーのほかにも多くの神々を認め、それぞれの像を礼拝の対象とする」
❌ 誤り。
誤答理由: アッラー以外の神々を認めることはイスラーム最大の罪とされる。多神教と偶像礼拝の肯定は教えの根本と正反対である。
②「ムハンマドを神の子として神格化し、その像を礼拝することを義務とする」
❌ 誤り。
誤答理由: ムハンマドはあくまで人間の預言者であり神格化されない。その像を造って拝むことも偶像崇拝として厳禁される。
③「信仰は聖職者にのみ求められ、一般信徒には宗教上の義務がいっさいない」
❌ 誤り。
誤答理由: イスラームには原則として聖職者制度がなく、五行などの義務はすべての信徒に平等に課される。信仰が聖職者に限られるという説明は誤りである。
④「唯一神アッラーに絶対的に帰依することを核心とし、神を形に表す偶像崇拝を厳しく禁じる」
✅ 正しい。
正解。イスラームはアッラーへの絶対的帰依を意味し、神に並ぶものを認めない徹底した一神教として偶像崇拝を厳しく禁じる。
覚えるポイント
- イスラーム=アッラーへの絶対的帰依
- 偶像崇拝は厳禁、徹底した一神教
- ムハンマドは神格化されない人間の預言者
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。