SG8-011|地理総合・地理探究 対策問題
防災における自助・共助・公助の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
自助は自分や家族の備え、共助は地域住民どうしの助け合い、公助は行政による救助・支援を指す
この問題のポイント
防災の3つの主体の役割分担を問う。自分=自助、地域=共助、行政=公助という対応の入れ替えに気づけるかがポイント。
解説
災害への備えと対応は、自助・共助・公助の組み合わせで考えられる。
自助は、自分と家族の命を自分で守ることである。家具の固定、水・食料の備蓄、ハザードマップの確認、避難経路の検討などがこれに当たる。共助は、近隣住民や地域コミュニティ、自主防災組織などによる助け合いである。安否確認や避難の手助け、避難所の運営などで大きな力を発揮する。公助は、国や地方公共団体、消防・警察・自衛隊などによる救助・支援や、堤防などの公共施設の整備を指す。
1995年の阪神・淡路大震災では、倒壊家屋から救出された人の多くが家族や近隣住民によって助けられたとされ、共助の重要性が広く認識された。大規模災害の直後は公助がすぐに行き届かないため、自助・共助が生死を分ける。3つを組み合わせて地域の防災力を高めることが求められている。
ひっかけポイント
自助と公助の内容の入れ替えが定番。また「公助だけで十分」という記述は、大災害直後に行政の支援が届きにくい現実と矛盾する。
選択肢の確認
①「自助は行政による支援、公助は自分や家族の備えを指す」
❌ 誤り。
誤答理由: 自助と公助の内容が入れ替わっている。自助は自分・家族、公助は行政の役割である。
②「共助とは、国が地方公共団体を財政的に支援することを指す」
❌ 誤り。
誤答理由: 共助は近隣住民や自主防災組織など地域の助け合いを指し、国と自治体の財政関係ではない。
③「公助が最も重要であり、自助や共助は防災にほとんど役立たない」
❌ 誤り。
誤答理由: 大災害の直後は公助が行き届かず、阪神・淡路大震災では家族や近隣による救出が多数を占めた。自助・共助は不可欠。
④「自助は自分や家族の備え、共助は地域住民どうしの助け合い、公助は行政による救助・支援を指す」
✅ 正しい。
正解。自助=自分と家族の備え、共助=地域の助け合い、公助=行政の救助・支援という3つの役割分担が正しい対応である。
覚えるポイント
- 自助=自分・家族、共助=地域の助け合い、公助=行政
- 阪神・淡路大震災で共助の重要性が認識された
- 発災直後は公助が届きにくく自助・共助が鍵
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。