SG3-015地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

防災対策におけるハード対策とソフト対策の組合せとして最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

ハード対策は堤防や砂防ダムの建設など施設による対策、ソフト対策はハザードマップの整備や避難訓練など情報・仕組みによる対策である

この問題のポイント

構造物による対策と情報・制度による対策の区別、そして両者を組み合わせる減災の考え方を問う。

解説

防災対策は2つに大別される。

  • ハード対策: 構造物(施設)によって災害の力を抑え込む対策。堤防・防潮堤・ダム・遊水地・砂防ダム(砂防えん堤)、建物の耐震化などが該当する
  • ソフト対策: 情報や仕組みによって被害を減らす対策。ハザードマップの作成・避難訓練・避難情報の伝達、防災教育、土地利用規制などが該当する
    ハード対策には限界がある。想定を超える外力(計画規模以上の豪雨や津波)には施設だけでは対抗できず、東日本大震災では防潮堤を越える津波が襲った。
    そこで現在は、被害を完全に防ぐ「防災」だけでなく、被害をできるだけ小さくする減災の考え方に立ち、ハードとソフトを組み合わせることが基本とされる。流域全体で水を受け止める流域治水の取り組みもその一例である。

ひっかけポイント
訓練や地図は施設ではないのでソフト対策。ハードとソフトの具体例の入れ替えが定番で、「どちらか一方で十分」とする選択肢は減災の考え方に反する。

選択肢の確認

①「ハード対策は堤防や砂防ダムの建設など施設による対策、ソフト対策はハザードマップの整備や避難訓練など情報・仕組みによる対策である」
正しい。
正解。ハード対策は堤防・砂防ダム・耐震化など構造物による対策、ソフト対策はハザードマップ・避難訓練・情報伝達など仕組みによる対策で、両者の組合せが減災の基本である。

②「ハード対策は避難訓練の実施、ソフト対策は防潮堤の建設である」
誤り。
誤答理由: 避難訓練は情報・行動の仕組みなのでソフト対策、防潮堤は構造物なのでハード対策であり、組合せが逆である。

③「ハード対策もソフト対策も、いずれも法律の制定だけを指す」
誤り。
誤答理由: ハード対策は施設整備を指し、法律の制定だけを指すのではない。両対策の内容を取り違えている。

④「ソフト対策が完備されればハード対策は不要になり、両者を組み合わせる必要はない」
誤り。
誤答理由: 想定を超える外力にはハードだけでもソフトだけでも対応できず、両者を組み合わせる減災の考え方が現在の基本である。

覚えるポイント

  • ハード対策=堤防・ダムなど構造物、ソフト対策=情報・訓練・制度
  • 想定超えの災害にはハードだけでは対応できない
  • 減災の考え方で両者を組み合わせるのが基本

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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