SG3-016地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(1) 自然環境と防災

2011年の東日本大震災についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

マグニチュード9.0の海溝型地震により巨大津波が発生し、東北地方の太平洋岸を中心に甚大な被害が生じた

この問題のポイント

東日本大震災の地震のタイプと被害の特徴、そこから得られた防災上の教訓を問う。

解説

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、太平洋プレートが北アメリカプレートの下に沈み込む日本海溝沿いで発生したマグニチュード9.0の海溝型地震で、国内観測史上最大の規模であった。
最大の被害をもたらしたのは巨大津波である。東北地方の太平洋岸、特にリアス海岸の三陸海岸では遡上高が数十メートルに達した所もあり、死者・行方不明者は約2万人にのぼった。沿岸の平野では市街地が広く浸水し、原子力発電所の事故も引き起こした。
この災害からは、

  • 防潮堤などのハード対策には限界があること
  • 想定にとらわれずより高い場所へ即時避難すること
  • 浸水リスクの低い高台への集団移転など土地利用の見直し
    といった教訓が導かれ、その後の防災対策の出発点となっている。

ひっかけポイント
阪神・淡路大震災(1995年、直下型・建物倒壊と火災)との対比が定番。「海溝型・津波」と「直下型・倒壊火災」の組合せを入れ替える選択肢に注意。

選択肢の確認

①「内陸の活断層のずれによる直下型地震で、津波は発生しなかった」
誤り。
誤答理由: 活断層による直下型で津波なしという記述は阪神・淡路大震災などの特徴であり、巨大津波を伴った東日本大震災には当てはまらない。

②「火山の大噴火に伴う山体崩壊が被害の中心であった」
誤り。
誤答理由: 東日本大震災は地震・津波災害であり、火山噴火や山体崩壊が被害の中心だった事実はない。

③「被害は震源に近い日本海側の沿岸に集中した」
誤り。
誤答理由: 震源は太平洋側の日本海溝沿いで、被害は太平洋岸に集中した。日本海側という位置づけが誤り。

④「マグニチュード9.0の海溝型地震により巨大津波が発生し、東北地方の太平洋岸を中心に甚大な被害が生じた」
正しい。
正解。東北地方太平洋沖地震は日本海溝沿いで発生したマグニチュード9.0の海溝型地震で、巨大津波が三陸海岸など太平洋岸を襲い甚大な被害をもたらした。

覚えるポイント

  • 日本海溝沿いのマグニチュード9.0の海溝型地震
  • 被害の中心は巨大津波で太平洋岸に集中
  • ハード対策の限界と即時避難の重要性が教訓

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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