TK4-045地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(2) 資源、産業

工業の立地指向と業種の組合せとして最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

セメント工業は石灰石の産地に立地する原料指向型、ビール工業は大消費地の近くに立地する市場指向型である

この問題のポイント

立地指向の型と代表的業種の組合せを問う。原料と製品のどちらを運ぶのが高くつくかで考える。

解説

立地指向の代表的な組合せは次のとおりである。

  • 原料指向型: セメント工業(原料の石灰石は重く、製品にすると大幅に軽くなるため石灰石産地に立地。山口県や埼玉県秩父など)、紙・パルプ工業
  • 市場指向型: ビール・清涼飲料工業(製品の大部分は水で、容器も含めて重くかさばるため大都市近くに立地)、印刷・出版業(情報と人材が集まる大都市に立地)、鮮度が重要な食品工業
  • 労働力指向型: 繊維・衣服など労働集約的な工業(安価な労働力を求めて移動)
  • 交通指向型: **集積回路(IC)**は小型・軽量で高価なため輸送費の制約が小さく、空港や高速道路のインターチェンジ付近に立地(九州がシリコンアイランドと呼ばれた背景)。臨海部の製鉄所・石油化学も輸入原料に依存する交通(臨海)指向
  • 電力指向型: アルミニウム精錬
    「何を運ぶのが高くつくか」という一点から各業種の立地を導けるようにしたい。

ひっかけポイント
セメント(原料指向)とビール(市場指向)の入れ替えが最頻出。ICは軽量高価ゆえ内陸空港周辺でも立地可能という逆説も問われる。

選択肢の確認

①「セメント工業は市場指向型、ビール工業は原料指向型の典型である」
誤り。
誤答理由: 組合せが逆である。原料指向はセメント、市場指向はビールであり、重量の増減で判断する。

②「集積回路の工場は製品が重いため、必ず港湾のすぐそばに立地する」
誤り。
誤答理由: 集積回路は小型・軽量で高価なため輸送費の制約が小さく、空港や高速道路沿いに立地できる。港湾必須という説明は誤りである。

③「印刷・出版業は情報や人材と無関係なため、山間部に立地することが多い」
誤り。
誤答理由: 印刷・出版業は情報と人材が集まる大都市に立地する市場指向型の代表で、山間部立地という説明は逆である。

④「セメント工業は石灰石の産地に立地する原料指向型、ビール工業は大消費地の近くに立地する市場指向型である」
正しい。
正解。セメントは重い石灰石が製造で大幅に軽くなるため原料産地立地、ビールは製品が重くかさばるため消費地立地という立地指向の典型例である。

覚えるポイント

  • セメント=原料指向、ビール・印刷=市場指向
  • ICは軽量高価で空港・高速道路沿いに立地
  • アルミ精錬は電力指向、繊維は労働力指向

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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