SG8-010|地理総合・地理探究 対策問題
大雨の際に市町村などが発表する5段階の警戒レベルについての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
警戒レベル4の避難指示が出たら、危険な場所にいる人は全員避難する必要がある
この問題のポイント
5段階警戒レベルの意味を問う。レベル3=高齢者等避難、レベル4=全員避難、レベル5=すでに災害発生・切迫という対応が判断軸。
解説
豪雨災害の激甚化を受けて、避難情報は5段階の警戒レベルで発表される仕組みに整理された。
レベル1・2は気象庁が発表する早期注意情報や注意報の段階で、避難行動の確認を行う。レベル3は「高齢者等避難」で、避難に時間のかかる高齢者や障がいのある人などは危険な場所から避難を始める。レベル4は「避難指示」で、危険な場所にいる人は全員避難しなければならない。かつての避難勧告はこの避難指示に一本化された(2021年)。
レベル5は「緊急安全確保」で、すでに災害が発生または切迫している段階を意味する。安全な避難ができない可能性が高く、レベル5を待ってはならない。
避難とは避難所へ行くことだけではなく、安全な親戚宅への移動や、屋内の上階へ逃げる垂直避難も含まれる。レベル4までに避難を完了することが原則である。
ひっかけポイント
レベル5は「避難開始の合図」ではなく手遅れ寸前の段階。レベル3を「高齢者は避難不要」と逆に読ませる選択肢にも注意。
選択肢の確認
①「警戒レベル4の避難指示が出たら、危険な場所にいる人は全員避難する必要がある」
✅ 正しい。
正解。警戒レベル4の避難指示は、危険な場所にいる全員の避難を求める情報で、この段階までに避難を完了すべきである。
②「警戒レベル5の発表を待ってから避難を開始するのが原則である」
❌ 誤り。
誤答理由: レベル5の緊急安全確保はすでに災害が発生・切迫した段階で、待ってから避難したのでは手遅れになる。
③「警戒レベル3は、高齢者は避難しなくてよいという意味である」
❌ 誤り。
誤答理由: レベル3の高齢者等避難は、避難に時間のかかる人が避難を開始すべき段階という意味で、不要の意味ではない。
④「避難指示は、住民に自宅内での待機を義務づける情報である」
❌ 誤り。
誤答理由: 避難指示は危険な場所からの立ち退きを求める情報で、自宅待機の義務づけではない。
覚えるポイント
- レベル3=高齢者等避難、レベル4=避難指示で全員避難
- レベル5=緊急安全確保、待ってはいけない
- 避難勧告は廃止され避難指示に一本化(2021年)
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。