SG3-029|地理総合・地理探究 対策問題
地域調査の結果をまとめて発表する際の注意点として最も適切なものはどれか。
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正解: 4
正解
利用した統計や文献の出典を明示し、数量の変化は折れ線グラフ、構成比は円グラフなど内容に合った表現を選ぶ
この問題のポイント
調査のまとめ・発表の作法を問う。出典の明示、データに合ったグラフ選択、個人情報への配慮が3本柱。
解説
調査の成果は、報告書やポスター、プレゼンテーションソフトの資料などにまとめて発表する。その際の要点は次のとおりである。
- 出典の明示: 利用した統計・文献・地図には必ず出所(資料名・発行者・年次)を示す。他人の文章や図表を出典なしに使うことは盗用にあたる
- グラフの使い分け: 時間による数量の変化は折れ線グラフ、項目間の比較は棒グラフ、全体に占める構成比は円グラフや帯グラフ、2つの指標の関係は散布図が適する
- 公正なデータの扱い: 仮説に合わない結果も含めてありのまま示し、そこから考察を深める
- 個人情報への配慮: 聞き取りで得た個人の情報は、本人の同意なく公表しない
発表後は質疑や意見交換を通じて調査を振り返り、地域の課題解決に向けた提案につなげることが、生活圏の調査の目標となる。
ひっかけポイント
「不都合なデータの削除」は調査の公正さを損なう典型的な誤り。出典明示と個人情報保護は、地理に限らない探究活動共通のルールである。
選択肢の確認
①「出典を示すと発表が長くなるため、資料の出所は書かないほうがよい」
❌ 誤り。
誤答理由: 出典の明示は情報の信頼性を保証し盗用を避けるための必須事項であり、省略してよいものではない。
②「調査で得たデータのうち、仮説に合わないものは削除して発表する」
❌ 誤り。
誤答理由: 仮説に合わないデータの削除は調査の公正さを損なう行為で、むしろ想定外の結果こそ考察を深める材料になる。
③「聞き取りで得た個人の氏名や住所は、本人に確認せずすべて公表してよい」
❌ 誤り。
誤答理由: 聞き取りで得た個人情報を本人の同意なく公表するのはプライバシー侵害であり、調査倫理に反する。
④「利用した統計や文献の出典を明示し、数量の変化は折れ線グラフ、構成比は円グラフなど内容に合った表現を選ぶ」
✅ 正しい。
正解。発表では資料の出典明示が必須であり、変化は折れ線、構成比は円・帯グラフなどデータの性質に合った表現を選ぶことが伝わるまとめの基本である。
覚えるポイント
- 資料の出典(資料名・発行者・年次)を必ず明示する
- 変化は折れ線、比較は棒、構成比は円・帯グラフ
- 仮説に合わないデータも示し、個人情報は同意なく出さない
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。