SG3-028|地理総合・地理探究 対策問題
統計データを地図に表現する方法についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
人口密度のような割合は階級区分図、人口総数のような絶対量は図形表現図で表すのが適切である
この問題のポイント
統計地図の使い分けを問う。「相対値(割合)=階級区分図、絶対値(実数)=図形表現図」という原則がカギ。
解説
統計を地図化する際は、データの性質に合った表現方法を選ぶ必要がある。
- 階級区分図(コロプレス図): 地域を値の階級ごとに色や濃淡で塗り分ける。人口密度・高齢化率・第1次産業就業者割合など、面積の影響を受けない**相対値(割合)**に適する
- 図形表現図: 円やグラフの大きさで値を示す。人口総数・生産量・販売額など**絶対値(実数)**に適する
- ドットマップ: 点の分布で数量や密度を示す
- 等値線図: 等しい値の地点を結ぶ。気温・降水量・標高など連続的に変化する値に適する
- 流線図: 人や物の移動の方向と量を矢印の太さで示す
絶対量を階級区分図で塗り分けると、面積の大きい地域ほど値が大きく見えるという誤解を生むため不適切である。この使い分けは共通テストの資料判読でも頻出する。
ひっかけポイント
「人口総数を階級区分図で表す」が典型的な誤り。割合か実数かをまず確認するのが統計地図の鉄則である。
選択肢の確認
①「人口密度のような割合は階級区分図、人口総数のような絶対量は図形表現図で表すのが適切である」
✅ 正しい。
正解。人口密度のような相対値(割合)は階級区分図、人口総数のような絶対値は円の大きさなどで示す図形表現図が適するという統計地図の基本原則である。
②「人口総数のような絶対量は、階級区分図で塗り分けるのが最も適切である」
❌ 誤り。
誤答理由: 絶対量を階級区分図で塗り分けると面積の大きい地域ほど過大に見える誤解を生むため不適切で、図形表現図を使うべきである。
③「階級区分図と図形表現図は全く同じ表現方法であり、使い分ける必要はない」
❌ 誤り。
誤答理由: 階級区分図は塗り分け、図形表現図は図形の大小で示す異なる方法で、データの性質により使い分けが必要である。
④「等しい値の地点を線で結ぶ図形表現図は、気温の分布を表すのに使えない」
❌ 誤り。
誤答理由: 等しい値を線で結ぶのは等値線図であり、気温の分布はまさに等値線図(等温線)で表される代表例である。
覚えるポイント
- 階級区分図は割合(人口密度・比率)に使う
- 図形表現図は絶対量(人口・生産量)に使う
- 等値線図は気温など連続量、流線図は移動を表す
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。