TK9-091地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(2) 生活圏の調査と地域の展望

地域調査で仮説を立てるときの方法として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

「駅前の商店街は郊外に大型店ができたことで来客が減ったのではないか」のように、資料で確かめられる形の仮説を立てる

この問題のポイント

探究学習における仮説の立て方を問う。「検証可能性」という仮説の条件を理解しているかが軸である。

解説

地域調査は、テーマ設定→仮説→調査計画→調査→分析→考察・発表という手順で進める。仮説はこの流れの要であり、よい仮説には条件がある。
最も重要なのは検証可能であること、つまり資料やデータで確かめられる形になっていることである。正解の例は「大型店の立地(原因)→商店街の来客減(結果)」という因果関係の形をとっており、通行量調査、商店への聞き取り、大型店の開業年と売上統計の比較などで検証の作業に移れる。
「なんとなく寂しい」のような印象の表明は、何を調べれば確かめられるのか定まらず、仮説として機能しない。また仮説は調査によって否定されてもよい。むしろ否定された場合に仮説を修正して調べ直す過程こそが探究であり、結論を先に固定して都合のよい資料だけを集めるのは、探究の姿勢として最も避けるべきである。
共通テストでは、複数の仮説の候補から「検証可能な形のもの」を選ばせる形式が定番となっている。

ひっかけポイント
もっともらしいが検証手段のない仮説、結論ありきの調査態度が誤答として並ぶ。「何のデータで確かめるか」を問える形が仮説である。

選択肢の確認

①「仮説は調査が全て終わってから初めて立てるものである」
誤り。
誤答理由: 仮説は調査の前に立てて調査の設計を導くものであり、調査後に立てるのでは調べる項目を絞れない。

②「「駅前の商店街は郊外に大型店ができたことで来客が減ったのではないか」のように、資料で確かめられる形の仮説を立てる」
正しい。
正解。原因と結果を結び、資料やデータで確かめられる形の仮説は、通行量調査や統計比較などの検証作業へ直接つなげられる。

③「「商店街はなんとなく寂しい感じがする」のように、印象だけを述べた仮説を立てる」
誤り。
誤答理由: 印象の表明は何を調べれば確かめられるかが定まらず、検証可能性という仮説の条件を満たさない。

④「調査を始める前に結論を確定させ、仮説に合わない資料は集めないことにする」
誤り。
誤答理由: 結論を先に固定して都合のよい資料だけを集めるのは、検証ではなく結論の正当化であり、探究の姿勢に反する。

覚えるポイント

  • 仮説は資料・データで検証できる形で立てる
  • 原因と結果を結ぶ形にすると調べやすい
  • 仮説は否定されたら修正すればよい

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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