TK9-093地理総合・地理探究 対策問題

地理総合C 持続可能な地域づくりと私たち(2) 生活圏の調査と地域の展望

地域調査の手順として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

テーマと仮説を決め、文献や統計で予備的に調べた上で野外調査を行い、結果を分析して考察をまとめる

この問題のポイント

地域調査の標準的な手順(準備→野外調査→分析・考察)を問う。事前準備の位置付けと調査倫理の理解が軸である。

解説

地域調査の標準的な手順は次のとおりである。

  • 1 テーマ・仮説の設定:関心のある地域の課題から、検証可能な仮説を立てる
  • 2 予備調査(室内作業):文献・統計・地形図・地理院地図・空中写真などで基礎情報を集め、調べるべき地点と質問を絞り込む。野外調査の前に行うのが要点である
  • 3 野外調査(フィールドワーク):観察・計測・聞き取りなど、現地でしか得られない情報を集める。ルートマップを準備し、安全と訪問先への礼儀に配慮する
  • 4 分析:収集した情報を地図化・グラフ化して傾向を読み取る
  • 5 考察・発表:仮説と照らして結論をまとめ、根拠とともに発表する
    準備なしの見学は効率が悪く、文献だけでは現地の実態を確かめられない。そして結果を仮説に合わせて改変することは調査の偽造であり、仮説の方を修正するのが正しい姿勢である。

ひっかけポイント
予備調査と野外調査の順序の入れ替え、結果の改変を許す選択肢が定番の誤り。「準備してから現地へ」が原則である。

選択肢の確認

①「いきなり野外に出て手当たり次第に見学し、テーマは最後に決める」
誤り。
誤答理由: 準備なしの見学ではどこで何を確かめるべきかが定まらず、効率も精度も低い。テーマと予備調査が先である。

②「文献調査だけで結論を出し、現地の確認は行わないのが原則である」
誤り。
誤答理由: 文献調査だけでは現地の実態や最新の変化を確かめられず、野外調査と組み合わせることで調査の裏付けが得られる。

③「調査結果が仮説と食い違った場合は、結果の方を仮説に合わせて書き換える」
誤り。
誤答理由: 結果を仮説に合わせて書き換えるのはデータの偽造にあたる。食い違った場合に修正すべきは仮説の方である。

④「テーマと仮説を決め、文献や統計で予備的に調べた上で野外調査を行い、結果を分析して考察をまとめる」
正しい。
正解。テーマ・仮説の設定、文献・統計による予備調査、野外調査、分析、考察・発表という順序が地域調査の標準的な手順である。

覚えるポイント

  • 手順はテーマ・仮説→予備調査→野外調査→分析→考察
  • 予備調査は野外調査の前に行う
  • 食い違ったら修正するのは結果でなく仮説

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK9-092TK9-094