SG8-029|地理総合・地理探究 対策問題
都道府県別の高齢化率(65歳以上人口の割合)を地図で表現したい。最も適切な統計地図はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
色の濃淡で塗り分ける階級区分図
この問題のポイント
統計の性質に応じた地図の使い分けを問う。高齢化率は「割合=相対値」なので階級区分図が適する、という判断ができるか。
解説
統計地図を選ぶ際の最重要の判断基準は、表したい統計が絶対値(実数)か相対値(割合・密度)かである。
高齢化率は、総人口に占める65歳以上人口の割合であり、相対値である。相対値は区域の面積や人口規模の影響を受けずに比較できるため、色の濃淡で塗り分ける階級区分図が最も適する。値の高い県が濃く表示され、高齢化の地域差が一目で読み取れる。
もし高齢者の人数(絶対値)を表したいなら、円の大きさで表す図形表現図を選ぶ。人数を階級区分図で塗り分けると、面積の大きい区域や人口の多い区域が過大な印象を与え、誤った読み取りを招く。
流線図は人や物の移動、ドットマップは分布の粗密を表す地図であり、割合の表現には適さない。
「率・割合・密度は塗り分け、実数は図形の大きさ」という原則を、具体的な統計名と結び付けて使えるようにしておくことが、共通テスト対策の要である。
ひっかけポイント
高齢者の「人数」なら図形表現図が正解になる。問われているのが率(割合)か実数かを設問文から正確に読み取ること。
選択肢の確認
①「移動の方向と量を矢印で表す流線図」
❌ 誤り。
誤答理由: 流線図は人や物の移動を表す地図で、地域ごとの割合の表現には適さない。
②「一定数を1つの点で表すドットマップ」
❌ 誤り。
誤答理由: ドットマップは分布の粗密を表す地図で、区域ごとの割合の比較には適さない。
③「色の濃淡で塗り分ける階級区分図」
✅ 正しい。
正解。高齢化率は割合(相対値)なので、色の濃淡で塗り分ける階級区分図が最も適する。
④「円の大きさで値を表す図形表現図」
❌ 誤り。
誤答理由: 図形表現図は高齢者数のような絶対値に適する。率の表現には塗り分けが原則である。
覚えるポイント
- 高齢化率=相対値→階級区分図
- 高齢者数=絶対値→図形表現図
- 統計の性質(率か実数か)で地図を使い分ける
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。