SG5-001地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

米を主食とする食文化圏の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

夏の高温と豊富な降水を生かしてモンスーンアジアで盛んに栽培され、生産量と消費量の大部分がアジアに集中している

この問題のポイント

主食となる作物と気候・地域の対応関係を問う。米の栽培条件である高温多雨と、モンスーンアジアへの集中が判断の軸になる。

解説

世界の主食文化圏は、その土地の気候に適した作物と深く結び付いている。は生育期に高温と大量の水を必要とするため、季節風(モンスーン)の影響で夏に降水が集中するモンスーンアジアが栽培の中心である。
東アジアから東南アジア、南アジアにかけての沖積平野では水田稲作が発達し、世界の米の生産量・消費量の約9割がアジアに集中する。米は粒のまま炊いて食べる粒食が基本だが、ベトナムのフォーのように麺に加工する文化もある。
一方、小麦は冷涼・半乾燥の地域でも栽培でき、粉にしてパンや麺として食べる粉食が中心である。とうもろこしは中央アメリカ原産で、メキシコではトルティーヤとして主食になっている。
このように主食の分布は、作物の栽培条件と伝統的な食文化を重ねて理解することが大切である。

ひっかけポイント
トルティーヤはとうもろこし、パン中心の食文化は小麦と、それぞれ別の作物の説明を米に付け替えるのが定番の型。米=高温多雨のモンスーンアジア=粒食、と条件をセットで覚える。

選択肢の確認

①「主に乾燥帯の遊牧地域で栽培され、乳製品とともに食べられている」
誤り。
誤答理由: 乾燥帯の遊牧地域では水を大量に必要とする稲作は成立しない。遊牧と乳製品の食文化は乾燥帯のもので、米の栽培条件と正反対である。

②「世界の米の大半はヨーロッパで生産され、パンに加工して食べられている」
誤り。
誤答理由: 米の生産の大半はアジアであり、ヨーロッパではない。パンに加工して食べるのは小麦の粉食文化の説明である。

③「メキシコ高原が原産で、粉にして薄く焼いたトルティーヤとして食べられている」
誤り。
誤答理由: メキシコ高原原産でトルティーヤに加工されるのはとうもろこしである。米はアジアが起源で粒食が基本という点で全く異なる。

④「夏の高温と豊富な降水を生かしてモンスーンアジアで盛んに栽培され、生産量と消費量の大部分がアジアに集中している」
正しい。
正解。米は生育期に高温と大量の水を必要とするため、夏の季節風で降水が集中するモンスーンアジアが栽培の中心で、生産・消費とも約9割がアジアに集中する。

覚えるポイント

  • 米は高温多雨を好み、モンスーンアジアで生産・消費の約9割
  • 米は粒食が基本、小麦は粉食が基本
  • トルティーヤはとうもろこし(メキシコ)の食文化

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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