SG5-004地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

いも類を主食とする食文化の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

タロいもやヤムいも、キャッサバなどが熱帯地域で栽培され、オセアニアの島々やアフリカ中部などで主食とされている

この問題のポイント

いも類の主食文化圏の分布を問う。熱帯のタロいも・ヤムいも・キャッサバと、アンデス原産のじゃがいもを区別できるかが鍵。

解説

穀物の栽培が難しい地域では、いも類が主食の役割を果たしてきた。タロいもヤムいもは高温多湿の熱帯で栽培され、オセアニアの島々やアフリカ、東南アジアで蒸し焼きなどにして食べられている。日本のさといもはタロいもの仲間である。
キャッサバは南アメリカ原産のいもで、やせた土地でも育つためアフリカ中部などの熱帯で広く主食となっている。有毒成分を含む品種は水にさらすなどの毒抜きをしてから加工され、でんぷんはタピオカの原料にもなる。
一方、じゃがいもアンデス高地の原産で、冷涼な気候に強く、大航海時代以降ヨーロッパに伝わって北ヨーロッパやドイツ、ロシアの重要な食料となった。
いも類は保存や輸送が穀物より難しいため、主に生産地の周辺で消費される自給的な作物という性格が強い。

ひっかけポイント
じゃがいも=アンデス高地原産・冷涼地域、タロいも・キャッサバ=熱帯、という原産地と気候の対応の入れ替えが定番。キャッサバを乾燥地域や小麦文化と結び付ける選択肢は誤り。

選択肢の確認

①「タロいもやヤムいも、キャッサバなどが熱帯地域で栽培され、オセアニアの島々やアフリカ中部などで主食とされている」
正しい。
正解。タロいも・ヤムいも・キャッサバは高温多湿の熱帯で栽培され、オセアニアの島々やアフリカ中部などで主食とされている。キャッサバはタピオカの原料にもなる。

②「いも類は寒冷な地域でしか栽培できず、熱帯地域で主食となることはない」
誤り。
誤答理由: タロいもやキャッサバはむしろ熱帯の作物であり、熱帯の広い地域で主食となっている。寒冷地に強いのはアンデス原産のじゃがいもである。

③「キャッサバは西アジアの乾燥地域が主産地で、ナンの原料となっている」
誤り。
誤答理由: キャッサバは南アメリカ原産で、アフリカなどの熱帯で栽培される。ナンの原料は小麦であり、乾燥地域・小麦文化との結び付けは誤りである。

④「じゃがいもは東南アジアの熱帯雨林が原産で、稲作より古い歴史を持つ」
誤り。
誤答理由: じゃがいもの原産地はアンデス高地であり、東南アジアの熱帯雨林ではない。冷涼な気候に強い作物としてヨーロッパへ広まった。

覚えるポイント

  • タロいも・ヤムいもは熱帯のオセアニアなどで主食
  • キャッサバは南アメリカ原産でアフリカ熱帯に普及、タピオカの原料
  • じゃがいもはアンデス原産で冷涼な地域の食を支えた

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

SG5-003SG5-005