SG5-002地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

小麦を主食とする食文化の説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

比較的冷涼な地域や半乾燥地域でも栽培でき、パンや麺、ナンなど粉にして食べる粉食が中心である

この問題のポイント

小麦の栽培条件と食べ方の特徴を問う。米との対比、すなわち「冷涼・少雨でも栽培可能」「粉食中心」という二つの軸で判断する。

解説

小麦は米に比べて乾燥や低温に強く、冷涼な地域や半乾燥地域でも栽培できるため、ヨーロッパ、西アジア、北アメリカ、中国北部など世界で最も広い範囲で主食とされている。
小麦はそのままでは食べにくいため、粉にひいて加工する粉食が中心である。ヨーロッパのパンやパスタ、中国北部の饅頭や麺、インドのナンやチャパティなど、地域ごとに多様な加工の形が発達した。
原産地は西アジアの乾燥地域周辺とされ、古代文明の成立を支えた作物でもある。現在は中国・インド・ロシア・アメリカ合衆国などが主な生産国で、企業的穀物農業による大規模生産も行われている。
同じ小麦文化圏でも、気候や宗教、歴史によって食べ方が異なる点に、生活文化の多様性が表れている。

ひっかけポイント
「高温多雨の地域でしか栽培できない」「粒食が基本」は米の特徴で、小麦と入れ替える型が定番。アンデス高地原産はじゃがいもであり、作物の原産地の混同にも注意。

選択肢の確認

①「粒のまま炊いて食べる粒食が基本で、粉にして食べる文化はみられない」
誤り。
誤答理由: 粒のまま炊く粒食は米の食べ方である。小麦は粉にひいてパンや麺に加工する粉食が基本で、説明が逆になっている。

②「原産地は南アメリカのアンデス高地で、大航海時代以降に世界へ広まった」
誤り。
誤答理由: アンデス高地原産の作物はじゃがいもである。小麦の原産地は西アジアの乾燥地域周辺とされ、古代文明を支えた作物である。

③「比較的冷涼な地域や半乾燥地域でも栽培でき、パンや麺、ナンなど粉にして食べる粉食が中心である」
正しい。
正解。小麦は乾燥や低温に強く冷涼・半乾燥地域でも栽培でき、パン・麺・ナンなど粉にひいて食べる粉食が中心で、世界で最も広く主食とされている。

④「高温多雨な地域でしか栽培できず、主食とする地域は東南アジアの島々に限られる」
誤り。
誤答理由: 高温多雨の地域でしか栽培できないのは米の説明に近い。小麦はむしろ乾燥・低温に強く、ヨーロッパや西アジアなど広い範囲で栽培される。

覚えるポイント

  • 小麦は乾燥・低温に強く、世界で最も広く主食とされる
  • パン・麺・ナンなど粉食が中心
  • 原産地は西アジア周辺、じゃがいもはアンデス原産

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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