JH-A3-10|歴史総合・日本史探究 対策問題
憲法十七条(604年)について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
「和」の尊重や仏教の崇敬など、役人としての心構えを示した
背景・因果
憲法十七条は「和を以て貴しとなす」に始まり、仏教の尊重・天皇の命令への服従など、豪族・役人の心構えを示した。近代的な憲法や刑法典ではない点が核心。冠位十二階とあわせて、推古朝の国家づくりとして問われる。
覚えるポイント
核となる対応:「「和」の尊重や仏教の崇敬など、役人としての心構えを示した」。憲法十七条は「和」を尊び、三宝を敬い、天皇の命令に従うなど豪族・役人の道徳的規範を示した。近代的な権利規定ではない。
混同防止「刑罰の種類と量刑を定めた刑法典である」:刑罰の種類や量刑を体系化するのは律の役割である。憲法十七条は刑法典ではなく、官人の心構えを説く規範だった。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「刑罰の種類と量刑を定めた刑法典である」
刑罰の種類や量刑を体系化するのは律の役割である。憲法十七条は刑法典ではなく、官人の心構えを説く規範だった。
② ❌ 誤答「農民の税負担を定めた法である」
農民の租・庸・調などを定めたのは後の律令制である。憲法十七条は税率や税目を定めた法令ではない。
③ ❌ 誤答「武士の慣習をまとめた法典である」
武士の慣習を成文化した代表的法典は1232年の御成敗式目である。604年の憲法十七条は武士社会成立よりはるかに早い。
④ ✅ 正解「「和」の尊重や仏教の崇敬など、役人としての心構えを示した」
憲法十七条は「和」を尊び、三宝を敬い、天皇の命令に従うなど豪族・役人の道徳的規範を示した。近代的な権利規定ではない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。