JT2-D02|歴史総合・日本史探究 対策問題
1874年の台湾出兵について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
琉球漂流民殺害事件を機に出兵し、清との交渉で事実上の賠償を得た
背景・因果
1871年の琉球漂流民殺害事件を機に、1874年、日本は台湾出兵を行った(西郷従道が指揮)。清は事実上の見舞金を支払い、日本は琉球民を「日本国属民」と扱う根拠を得て、琉球処分(1879年)へ進む。
覚えるポイント
下関条約による台湾領有(1895年)とは別の出来事。明治六年の政変(征韓論)直後の士族の不満そらしという側面も問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「西郷隆盛が政府に無断で行った私戦である」
政府が西郷従道を指揮官として実施した公的出兵で、西郷隆盛の無断私戦ではない。隆盛は征韓論争後に下野していた。
② ✅ 正解「琉球漂流民殺害事件を機に出兵し、清との交渉で事実上の賠償を得た」
台湾出兵は琉球漂流民が台湾で殺害された事件を口実に、1874年に明治政府が派兵した。清との交渉で清が見舞金などを支払い、日本は琉球帰属主張を強めた。
③ ❌ 誤答「台湾を日本領土とした戦争である」
1874年の出兵で台湾を領有したのではない。台湾が日本領となるのは日清戦争後の1895年下関条約による。
④ ❌ 誤答「清が日本本土へ出兵した事件である」
清軍が日本本土へ侵攻した事件ではなく、日本軍が清の勢力圏とされた台湾へ出兵した。派兵方向が逆である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。