JT2-D09歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究D 近現代の地域・日本と世界(3) 近現代の地域・日本と世界の画期と構造

1927〜28年の山東出兵について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

田中義一内閣が中国国民革命軍の北伐に対抗して出兵した

背景・因果

田中義一内閣は、蔣介石の北伐が満州権益に及ぶのを警戒し、居留民保護を名目に3次にわたり山東出兵を行った(済南事件で中国軍と衝突)。協調的な幣原外交からの転換である。

覚えるポイント

「幣原(協調)→田中(強硬)」の対比で覚える。張作霖爆殺事件(1928年)はこの出兵と同じ田中内閣期。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「ソ連への干渉戦争である」
ソ連革命へ干渉した戦争は1918〜22年のシベリア出兵である。山東出兵は中国国民革命軍の北伐に対するものだった。

② ❌ 誤答「太平洋戦争中の作戦である」
山東出兵は1927〜28年で、1941年以降の太平洋戦争より前である。戦場も太平洋ではなく中国山東省だった。

③ ✅ 正解「田中義一内閣が中国国民革命軍の北伐に対抗して出兵した」
田中義一内閣は積極外交を掲げ、中国国民革命軍の北伐から日本人居留民と権益を守るとして1927〜28年に山東へ出兵した。済南事件も起きた。

④ ❌ 誤答「幣原外交の一環として行われた」
幣原外交は中国への内政不干渉と英米協調を重視した。武力介入的な山東出兵は田中義一の積極外交に対応する。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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