JT3-D20歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究D 近現代の地域・日本と世界(3) 近現代の地域・日本と世界の画期と構造

1927年の金融恐慌の説明として正しいものはどれか。

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正解: 1

正解

大蔵大臣の失言をきっかけに取付け騒ぎが起こり、銀行の休業が相次いだ

背景・因果

震災手形の処理をめぐる国会審議中、片岡直温蔵相の「東京渡辺銀行が破綻した」という失言をきっかけに取付け騒ぎが広がり、鈴木商店の破綻とその融資元台湾銀行の危機で恐慌は深刻化した(金融恐慌)。田中義一内閣は3週間のモラトリアム(支払猶予令)と日銀の特別融資で沈静化させた。

覚えるポイント

「関東大震災→震災手形→金融恐慌」という長い因果と、収束過程で三井・三菱など5大銀行への預金集中(財閥支配の強化)が進んだ帰結までが頻出。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「大蔵大臣の失言をきっかけに取付け騒ぎが起こり、銀行の休業が相次いだ」
1927年、片岡直温蔵相の失言を契機に預金者の取付けが広がり、銀行休業が相次いだ。震災手形問題と台湾銀行・鈴木商店の経営危機も背景にある。

② ❌ 誤答「株価の暴落がニューヨークから波及した」
ニューヨーク株価暴落から始まった世界恐慌は1929年である。1927年の日本の金融恐慌とは発端が異なる。

③ ❌ 誤答「石油価格の高騰が原因だった」
石油価格高騰を原因とする経済危機は1973年・1979年の石油危機である。金融恐慌より約半世紀後である。

④ ❌ 誤答「農産物の豊作による価格暴落が原因だった」
農産物価格下落は昭和恐慌期の農村不況を深刻化させたが、1927年金融恐慌の直接原因は銀行信用不安と取付けだった。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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