JT3-B06|歴史総合・日本史探究 対策問題
東大寺南大門金剛力士像の制作に中心的に関わった仏師はだれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
運慶・快慶
背景・因果
源平の争乱で焼失した東大寺の再建にあたり、運慶・快慶ら慶派の仏師は1203年、わずか約2カ月で南大門の金剛力士像(阿形・吽形、高さ約8.4m)を完成させた。寄木造の技法を駆使した力強い写実性は、武士の時代の気風を映す鎌倉彫刻の代表である。
覚えるポイント
定朝(平等院鳳凰堂阿弥陀如来像・和様の寄木造)は平安中期。「定朝=優美な国風」「運慶=力強い鎌倉」と様式の対比で覚える。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「鞍作鳥」
鞍作鳥は飛鳥時代の仏師で、法隆寺金堂釈迦三尊像など北魏様式の仏像で知られる。東大寺再建期より約六世紀前である。
② ❌ 誤答「円空」
円空は江戸時代に各地を巡り、素朴な一木造の円空仏を多数彫った。鎌倉初期の慶派仏師ではない。
③ ✅ 正解「運慶・快慶」
運慶・快慶ら慶派仏師は1203年、東大寺南大門の金剛力士像を寄木造で制作した。筋肉と動きを強調する写実的な鎌倉彫刻の代表である。
④ ❌ 誤答「定朝」
定朝は平安中期の仏師で、平等院鳳凰堂阿弥陀如来像を優美な和様の寄木造で制作した。鎌倉の金剛力士像ではない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。