JT3-B20|歴史総合・日本史探究 対策問題
織田信長が安土城下で実施した楽市令のねらいとして最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
座の特権を廃止して自由な商売を認め、城下町の経済を繁栄させる
背景・因果
信長は1577年、安土城下に楽市令を出し、座の特権や市場税を廃止して誰でも自由に商売できるようにした。新興商人を呼び込んで城下町を繁栄させるとともに、座に保護を与えてきた寺社や公家の経済基盤を切り崩すねらいもあった。
覚えるポイント
「中世的な座・関所の否定=流通の自由化」という画期性が核心。関所の撤廃、指出検地とあわせて信長の経済政策として整理。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「城下町での商業を全面的に禁止する」
城下町で商業を禁止するのではなく、商人・職人を呼び込み流通を活発化させた。政策効果の方向が逆である。
② ❌ 誤答「外国商人の入国を禁止する」
楽市令は国内市場の座・税・営業特権を扱い、外国商人の入国禁止令ではない。信長は南蛮貿易やキリスト教布教にも比較的寛容だった。
③ ✅ 正解「座の特権を廃止して自由な商売を認め、城下町の経済を繁栄させる」
楽市令は座の独占権や市場税を廃し、自由な営業を認めて商人を城下へ集める政策である。寺社・公家の中世的経済特権を弱める狙いもあった。
④ ❌ 誤答「商人から営業税を徴収するために座を強化する」
信長は座を強化して営業税を取るのでなく、座の特権と市場税を廃止した。自由な新規参入を促す政策である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。