JT3-B24|歴史総合・日本史探究 対策問題
安土桃山時代に『唐獅子図屛風』などの豪華な障壁画を描いた画家はだれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
狩野永徳
背景・因果
狩野永徳は信長・秀吉に仕え、安土城や大坂城・聚楽第の障壁画を手がけた。金箔地に岩や樹木を大きく描く豪壮な濃絵は、天下人の権威を演出する桃山文化の象徴である。代表作に『唐獅子図屛風』『洛中洛外図屛風』がある。
覚えるポイント
雪舟(水墨画・東山文化)、俵屋宗達(『風神雷神図屛風』・江戸初期)との時代の混同が定番の引っかけ。「城郭+障壁画=権威の演出」という文脈で問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「俵屋宗達」
俵屋宗達は江戸初期の琳派の画家で、『風神雷神図屏風』などで知られる。安土城・大坂城の障壁画を担った永徳より後である。
② ❌ 誤答「葛飾北斎」
葛飾北斎は江戸後期の浮世絵師で、『富嶽三十六景』を描いた。安土桃山時代から二世紀以上後の人物である。
③ ✅ 正解「狩野永徳」
狩野永徳は信長・秀吉に仕え、金箔地に巨大な唐獅子や樹木を描く濃絵で城郭を飾った。豪壮な桃山文化を代表する画家である。
④ ❌ 誤答「雪舟」
雪舟は室町時代に明で学び、水墨画を大成した禅僧画家である。東山文化を代表し、金碧障壁画の狩野永徳とは様式が異なる。
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。